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第76話 ページ26

目を覚ますと、すぐに涙が零れた


生きてる……本当に私、生きてるんだ


もう……"キャラ"はいないんだ


「……そんな、うそ?アズリエル、なの?」


彼は呆然と立ち尽くしている


本当に自分がここに居ることに驚いているようだった


トリエルとアズゴアはアズリエルを抱き寄せた


二人の温もりを感じ取ったアズリエルは


大声を上げて泣いた


その様子を見ていたキャラも耐えきれず


家族の元へと走っていき


アズリエルを後ろから抱きしめていた


「A?大丈夫か?」


サンズがこちらに手を伸ばす


呆然としていた私を心配してくれたのだろうか?


手を取るのを躊躇っていると


彼自ら私の手を握って立ち上がらせてくれた


「……キャラはいなくなっちまったんだな?」


「……うん、ごめんなさい」


「なんで謝るんだ?お前さんだけでも
無事でよかった」


……サンズへの想いを伝えるべきだろうか?


勝手に伝えることは傲慢ではないだろうか?


私がなんかしたら怒りそうだもんな


「heh……随分と疲れちまったみたいだな?
お前さんたち。いまは何も言わなくていいぜ?
ゆっくり休んどけ」


……胸がぎゅっと締めつけられる


本当に心配してくれてるんだーーー嬉しい


思わず顔がニヤけそうになる


「お前さんの救いたい人は救えたのか?」


「うん。キャラとアズリエル
本当なら人間たちも救いたかったけれど
彼らの体はもう生きていないから」


「……欲張りだな、お前さんは」


「そうかな?」


「自分自身に関しては真逆だけどな」


なんのことか分からず首を傾げる


マジか、と言いたげな目でこちらを見られる


何か気に触ることでもしてしまっただろうか?


「あー、いやいい。気にするな」


そういうならーーそういえばフリスクはどこに?


どうやらパピルス、アンダイン


アルフィーと一緒に居るみたいだ


「サンズはフリスクのところに行かなくていいの?」


「なんだ?オイラがアンタの
そばに居ちゃいけないのか?」


そういうことじゃないけど


君の友達でしょ、フリスクは


彼は呆れたようにため息をつく


「アンタもだろ。行くならアンタも一緒にだ」


サンズは私の手を引っ張り


フリスクたちの方に近付く


私の足が遅れている、躊躇っている証拠だろう


それを知りながらもサンズは止まろうとはしない


「お!A!兄ちゃんが無理矢理
連れてきたのか?疲れた顔をしているぞ!」

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まな★★(プロフ) - 夢さん» ありがとうございます!ヾ(●´∇`●)ノこれからも頑張ります!! (11月14日 19時) (レス) id: 7dea6cedb8 (このIDを非表示/違反報告)
- 最高ですね!頑張ってください、応援します! (11月14日 16時) (レス) id: bb9414ec4a (このIDを非表示/違反報告)
まな★★(プロフ) - ゆうさん» ありがとうございます! (11月5日 8時) (レス) id: 7dea6cedb8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 続編おめでとうございます!応援してます(^^) (11月5日 6時) (レス) id: 74d9f2f81e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まなさん★★ | 作成日時:2020年11月2日 21時

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