占いツクール
検索窓
今日:2 hit、昨日:7 hit、合計:6,437 hit

第74話 ページ24

さあ、はやく渡してしまおう


彼らが待っているのだから


「アズリエル、どうか私のソウルを」


黒いソウルを差し出そうとした瞬間


もうひとつのソウルが黒いソウルから分裂した


これは私が作り出したソウル


自我が宿ってしまったソウル


「キャラ?」


名前を呼ぶと透けている"キャラ"が目の前に現れる


フリスクたちも突然の


"キャラ"の登場に驚いたようだが


フリスクは彼女に駆け寄った


抱きつこうとするがすり抜けてしまう


フリスクは悲しそうに彼女を見つめる


彼女は優しくフリスクに微笑みかけて、こちらを見る


その表情はあまりにも儚かった


「私の体はAのものになった
でもソウルは私と君の2つ。どちらかが
アズリエルにソウルを渡せばいい。なら、決まりだ」


「待って、なにを、言って?」


"キャラ"は私のソウルを体の中へと押し返した


待って欲しい!こんなのおかしい!


これは私が償うべき罪だ!!


「もう十分だよ。君はもうわかってる
みんなを守りたいって思ってる」


でも、君が生きなきゃダメだよ!


私はこの世界の住人じゃ


「それは私も同じ。君の力とバグで作られたんだ
元々生きてはいないんだ。君のコピーだから」


違う、そんなわけない!


だって、貴方にもちゃんと行動する理由があった


生きる理由があるはずなんだよ


"キャラ"は首を横に振る


「違う。これは君の記憶であり、データだ。私は
それを元に動いただけ、そう感じていただけだ」


なら、なんで今にも泣きそうなの?苦しそうなの?


「これもそう感じさせてるだけだよ」


違う、違う!!!貴方がサンズを好きなのも


みんなの事が大好きなのも!


*でも、ニンゲンが憎いなんて感情
私のものじゃない


直接脳内に語りかけられたのは


私のトラウマだった、恐怖だった


*ねぇ、A……貴方の記憶を見て
人を信じられないのもわかる


*ゲームにのめり込んでしまったのも
そのせいなんでしょう?


*自分を肯定してくれる人が欲しかったんだ
自分を否定して怒ってくれる人が欲しかったんだ


*でも、本当のニンゲンのその行動はあまりにも
真逆に感じ取れてしまう


*自分を肯定する人は何かを奪おうとする
自分を否定する人は自分を認めてくれない人だって


*怖くて怖くて独りでずっと泣いていた


*友達だって言ってくれる人も
心配だって言ってくれる人も
みんなが疑わしく思えて仕方がなかった

第75話→←第73話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (18 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
13人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

まな★★(プロフ) - 夢さん» ありがとうございます!ヾ(●´∇`●)ノこれからも頑張ります!! (11月14日 19時) (レス) id: 7dea6cedb8 (このIDを非表示/違反報告)
- 最高ですね!頑張ってください、応援します! (11月14日 16時) (レス) id: bb9414ec4a (このIDを非表示/違反報告)
まな★★(プロフ) - ゆうさん» ありがとうございます! (11月5日 8時) (レス) id: 7dea6cedb8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 続編おめでとうございます!応援してます(^^) (11月5日 6時) (レス) id: 74d9f2f81e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:まなさん★★ | 作成日時:2020年11月2日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。