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第33話 ページ33

真っ暗な道を抜け


目の前に見えてきたのは


一輪のエコーフラワー


どうやら何か喋っているようだ


*うしろだ


後ろを振り向くと辺りが明るくなる


どうやらこれは罠だったようだ


「7つ。7つのニンゲンの魂。それさえ手に入れば
我らが王は…アズゴア・ドリーマー王は神となる」


それらを全て集めれば


バリアを破壊することができると彼女は言った


彼女は僕に、最初で最後の償いのチャンスだと告げる


「己の魂を差し出せ。さもなくば私がこの手で
貴様の身体から引きずり出してやる」


槍を構えてこちらに向かってくる


もう、戦わなければならないのか


そう思った瞬間、近くの草むらから


モンスターキッドが出てきた


彼もアンダインと共に戦おうと姿を現したらしい


僕がアンダインに会えたことを喜んでいる


どうやら本当に僕がアンダインのファンだと


疑っていなかったらしい


アンダインは彼を連れていなくなってしまった


モンスターキッドが出てきた茂みから


キャラも恐る恐る出てくる


「ごめんね、フリスク。私……」


どうやら助けに入らなかったことを謝っているようだ


彼女もニンゲンで狙われてしまう立場なのだから


気にする事はないと、僕は言った


「よくないよ。本当にごめんね」


キャラは優しく僕の体を抱きしめた


そんな彼女の震える背中を見て抱きしめ返した


「少し、休む?進む?」


「……行こう」


「わかった」


手を繋いで先に進む


道を進むと、そこはエコーフラワーが


沢山咲いている場所だった


通りすがりの会話が聞こえる


自分にとって当たり前の景色を


このモンスターたちは見たいと願っているんだ


心臓がギュッと締め付けられる感覚


ふと、エコーフラワーの根元に


黒い欠片があることに気付いた


キャラは他のエコーフラワーを眺めている


今のうちに拾ってしまおう


*虹が810を埋めつくして光になる、黒になる


今回は何を言ってるかわかる


一部、読み取れないけど


ドクンっと大きく心臓が波打った


"あれ?君は、誰?"


"俺はーーー。お前を助けに来たんだ
この先に待つ、お前の結末を変えに……"


女の人の声は一緒だけど


もう一人の声が前の人とは違う


意識が戻ってきて急いで


他の黒い欠片と一緒に入れる


二つも集まったし、そろそろサンズに聞こうかな


「そろそろ進もうか。ここには何も無さそうだし
アンダインが来ても可笑しくない」


「うん」

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あゆさ(プロフ) - アルドールさん» わあ!とても嬉しいです!結構な量があるので一気読みしてくださって本当に嬉しいです!よかったら完結まで見届けてください!! (2021年4月5日 21時) (レス) id: 0c9cd9af7d (このIDを非表示/違反報告)
アルドール(プロフ) - 初めまして!Undertale経由でこの作品を見ました!とても凝っていて、一気に読んでしまうぐらい凄く楽しく読ませてもらいました!!これからも更新頑張ってください!!(*´ `*) (2021年4月5日 20時) (レス) id: f19fae88e7 (このIDを非表示/違反報告)
まな★★(プロフ) - ゆうさん» コメントありがとうございます!毎回楽しみにして頂いてるようで嬉しいです! (2020年10月19日 23時) (レス) id: 7dea6cedb8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 今日も面白かったです!(^_^)/フリキャが一緒にいるのがめっちゃ好き…キャラはちょっと違うけど、この設定もほんとに好きです!(*^^) (2020年10月19日 22時) (レス) id: 74d9f2f81e (このIDを非表示/違反報告)
まな★★(プロフ) - ゆうさん» マイブームになってしまいまして(´>∀<`)ゝ))エヘヘ他の作品がかけてない状態ですね()書き溜めてるので毎日更新出来てます (2020年10月13日 22時) (レス) id: 7dea6cedb8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あゆさ | 作成日時:2020年9月18日 21時

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