ー…流浪2…ー ページ7
実際のところ私も
彼を信用してはいない
渓谷の谷に落ちても無事でした
彼はどうやって生き延びたのか
それが謎でならない
単に強いと言っても
単騎で切り抜けられる気はしない
「時間もあまりないのですから
一人残る方が得策かと、このままにしては
おけませんし」
カムイ「……わかった。手当てが終わったら
すぐに合流してくれ」
「はい」
カムイ様は他のみんなを連れて
風の部族の村へと向かった
その背中を見届けたあと
私は直ぐに手当てを行った
意識を失っているため
彼らの上半身をあげることすら大変だ
けれど、急がなくては
ハイドラさんの為にも
アズールたちに会うためにも
ここで止まるわけにはいかない
二人の手当を終えて、意識が回復するまで待つ
ここに置いて行ったら
後々面倒くさくなりそうだったから
しばらくして彼らは目を覚ました
こちらを警戒してなのか、刀をとる
しかし、怪我をしているため
うまく動かせないようだ
兵1「貴様……一体どういうつもりだ？」
刃を向けた相手を手当てするなど
おかしなことかもしれないが
こちらにも手違いがあったのだ
許して欲しいなどとは言わない
「歩けますか？」
兵2「あ……ああ」
「そうですか、なら二人で帰れますね？」
二人は不思議そうに顔を見合わせたあと
私の質問に頷いてくれた
「お詫びと言ってはなんですが、非常食をどうぞ
傷だらけで村まで行くのも大変だと思いますので
あとで迎えを寄越すよう伝えておきます」
そういってお辞儀をして
カムイ様たちがいる風の部族の村へと急ぐ
ちょっと時間をとられすぎたな
カムイ様たちと合流できるだろうか
＊
村に辿り着くと戦った跡があった
まさか……風の部族と戦闘に？
無事だといいけど
兵1「貴方はもしやA様ですか？」
傷だらけの兵士はそう私に尋ねた
肯定するとある場所に案内される
そこにはカムイ様たちの姿があった
どうやら和解したらしい
新たに炎の部族リンカ、風の部族ツクヨミが
仲間となり、イズモ公国にむかうこととなった
＊
inマイキャッスル
城の外を巡回していると
カムイ様に話しかけられた
カムイ「どうして単独行動を？」
ーーー決して信用、信頼が出来ないわけじゃない
癖になってしまったと言った方が正しい
白夜では少しだけ孤独を感じていた分
頼るということが出来なくなってるのかもしれない
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あゆさ(プロフ) - ジルコンさん» うわぁぁ泣ありがとうございます！！最近ほんとに全然書けてないのに本当にありがとうございます！！もうちょっと手をつけるよう頑張ります泣泣 (2022年12月15日 11時) (
レス) id: aa986c6595 (このIDを非表示/違反報告)
ジルコン - いつも楽しく読ませてもらってます！とても素敵で言葉に表せないぐらい大好きです！ (2022年12月13日 19時) (レス) id: 7ff81c6155 (このIDを非表示/違反報告)
あゆさ(プロフ) - りーさん» コメントありがとうございます！更新遅いのに読んでくださって嬉しいです。出来るだけ更新するよう頑張ります！ (2021年3月17日 8時) (レス) id: 3a64f80baa (このIDを非表示/違反報告)
りー - アズール(この作品も)が好きで、覚醒から見ています！これからも頑張ってください。 (2021年3月17日 0時) (レス) id: fe027e537e (このIDを非表示/違反報告)
ムスメ3(プロフ) - 全部一気読みしちゃった！すごく面白いから頑張ってください！ (2020年1月12日 10時) (レス) id: 64e9274118 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あゆさ | 作成日時：2019年2月21日 15時
