ファイアーエムブレムif〜罪をおかした軍師〜【透魔編】

ー…裏切り者の汚名2…ー ページ5

視線を向けた先には


ユキムラがいた


ユキムラ「Aさん。前から怪しいと
思っていたのです。貴方はいつしか国を裏切ると」


「裏切るだなんて心外だな。私と貴方達の
見ているものは最初から違っていたんだよ」


"なるほど"と納得する彼は


私が何を言いたいのかわかったらしい


さすが軍師……私より長年やってるだけある


理解が早くて助かるね


ユキムラ「私がこの手での……貴方々を……」


殺す？残念だけどそれは無理だよ


フェリシアは暗器を使って


ユキムラに一撃を加える


ーーーーさてとこれで終わり、かな


＊


カムイ様はトドメを刺さない


当たり前だ、殺すために


ここに来たのではないのだから


カムイ様は協力したいと申し出る


けれどユキムラは都合のいいことを


言ってるようにしか聞こえないのだろう


何のために命をとってないと思ってんだこいつは


軍師としてどうなんだ？それは？


すると、サイゾウが自爆しようとする


まずい……ここにいればみな巻き添いを喰らう


一刻も早く逃げなければならないのに


カムイ様はサイゾウを止めようとしている


ダメだ……このままじゃ…………


その時、スズカゼとサクラ様が現れた


カムイ様を庇っている？どうしてーー


スズカゼ「カムイ様は信じるに足る人です」


スズカゼは暗夜王国で助けられたことを話す


ーーーカムイ様って本当にお人好しなんだな


サクラ様はこの戦いを見ての意見を口にする


誰一人として兵士を殺さなかった


サイゾウはそれを聞いて自爆するのをやめた


サイゾウ「信じた訳では無い
だが話は聞かせてもらおうか」


カムイ様は真の敵は白夜と暗夜でもない


別の何かだと説明した


泡になって消えてしまう以上


そう説明する他ないだろう


信じてくれるのなら白夜と暗夜の空が


入れ替わる時、無限渓谷に来て欲しいと頼む


サイゾウもさすがに"ふざけてるのか？"と問う始末


ユキムラには"お引き取り"をなんて言われる


なんかちょっと腹立つな


まあ、仕方ない……次に向かいますか


すると、サクラ様はカムイ様を引き止める


サクラ「……あの、私も連れて行ってください！」


どうやら彼女は信じてくれたらしい


スズカゼも仲間になってくれたので


収穫は得られたのかな


スズカゼ「A、ご無事で何よりです
兄さんは貴方を本気で殺す気でしたから」


「…………あ、そう」


本気で、か…………


やっぱり信用されないな、私は

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