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ー…失われた楽園…ー ページ14

着いたのはミューズ公国の


アミュージアムだ


けれど、その跡は見る影もない


カミラ王女曰く、ここは争いとは


無縁の場所だったらしい


そんな大切な場所を奪ってしまうなんて


思わず拳に力が入る


カムイ「こっちに誰か来るよ?」


現れたのは耳としっぽを持った人間


もしかしてダグエル!?


この世界にもいたのか!


ニシキ「そこの人たち……来ちゃ、だめだ」


フランネル「この町は…危険だ…近づくな」


カミラ王女は彼らの怪我を憐れみ


サクラ様に治療をお願いした


彼らの怪我を治したあと


アクア様はすかさずこの状況を聞く


どうやらこの町で奇妙なことが起こったらしい


戦闘もなく、兵士もいないのに


町がひとりでに壊れていくのだという


彼らはそれを止めようとしたが


姿の見えない人のようなものにやられたのだと


……透魔兵か


次に報告が入ってきたのは


この町の外れでリョウマ様と


マークス王子が戦っているとのことだった


彼らを止めに行こうとカムイ様が決断するなか


ニシキとフランネルも着いてくるという


彼らは獣石を使い、狐と狼に化けるという


……ダグエルとはまた違うのか


けれど、彼らのことを話したら


同族がいたのだと喜びそうだ





カムイ様と共にリョウマ様たちの元へ急ぐ


カムイ様は必死に戦うのをやめくれと叫ぶが


どちらも一歩もひかない


両者とも、相手が中立国を


侵略したと勘違いしている


無理もない……ひとりでに


壊れるなんてありえないから


だから自分たちがやっていない以上


相手がやったと認識されてしまう


カムイ「止めてみせる」


……白夜の第一王子と


暗夜の第一王子が邪魔をしてくるか


絶対に当たりたくない敵なんだけど……


いやまあ私たちが倒すのは


あの見えない兵士なんだけどね


…………あれって……


ふと視線に入ってきたのは灰色の鎧を見に纏った彼


「ラズワルド……」


……仕方が無いことなんだ


ここは止めるのが先決


別に殺すわけじゃない


落ち着け……落ち着け……


大丈夫、何かあれば守ればいいのだ


そう……例え周りからなんと言われようと


軽蔑の言葉を言われたとしても


私は……貴方を必ず守る


「……準備はいい?」


深く息を吸ったあと


仲間と共に戦う前の言葉を


自分に向けて言い放つ


大丈夫、私は……負けない!

ー…失われた楽園2…ー→←ー…凍てつく海2…ー



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あゆさ(プロフ) - ジルコンさん» うわぁぁ泣ありがとうございます!!最近ほんとに全然書けてないのに本当にありがとうございます!!もうちょっと手をつけるよう頑張ります泣泣 (2022年12月15日 11時) (レス) id: aa986c6595 (このIDを非表示/違反報告)
ジルコン - いつも楽しく読ませてもらってます!とても素敵で言葉に表せないぐらい大好きです! (2022年12月13日 19時) (レス) id: 7ff81c6155 (このIDを非表示/違反報告)
あゆさ(プロフ) - りーさん» コメントありがとうございます!更新遅いのに読んでくださって嬉しいです。出来るだけ更新するよう頑張ります! (2021年3月17日 8時) (レス) id: 3a64f80baa (このIDを非表示/違反報告)
りー - アズール(この作品も)が好きで、覚醒から見ています!これからも頑張ってください。 (2021年3月17日 0時) (レス) id: fe027e537e (このIDを非表示/違反報告)
ムスメ3(プロフ) - 全部一気読みしちゃった!すごく面白いから頑張ってください! (2020年1月12日 10時) (レス) id: 64e9274118 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あゆさ | 作成日時:2019年2月21日 15時

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