第百三十四話 ページ34
はたまた自分の中に元々あった心か
どちらにせよ……放っておけない
「永遠に繰り返される
最初は酒を片手に楽しんでいたさ……
ただやはり色々と規制があるみたいでね
パターンはそんなに多くないんだ」
そう、ほかのマスターや
サーヴァントの死亡理由を見ても
数える程しかない
だが、私とジキルはどうだろうか？
彼らよりも様々な理由で死んでいる
「ほかのマスターたちに記憶が残るはずがない……
それなのに橘Aは様々な理由で死んだ
対策が打てなければそんなこと出来ない
聖杯で願った者だけが持っている……
橘A……君は記憶を
所持しているのではないか？」
直接聞いてくるなんてただのアホなのか？
答えるわけないだろ
と、その時彼の身につけている物が光り出す
彼は首元からそれを取り出す
どうやらネックレスのようだ
眩いほどの光で私たちは
目を開けていられなかった
光がおさまるとシンは笑い出す
「ふははははっ！！
まさか……！そんなことが！？
……ダメだ……面白すぎる！！！」
彼はこちらを見て口角をあげる
その行動が私に恐怖を植え付けた
義母さんが……
愉快そうに笑う、その姿に似ていたから
「これは魔力を感知するものなんだ……
今の光は君を指していた……」
あの光は魔力の量を表すという
とめどなく溢れる魔力
それが私から発生している
「橘A……お前の
あるのは聖杯か？」
みなが一斉に私に視線を集めた
私はただ、シンを睨み続けた
「Aが……聖杯！？」
「だが、可笑しいな？聖杯ならば既に回収済みだ
つまり、元々身体に埋め込んでいたということ……
それはまずい、非常にまずい……
俺の楽しみが奪われてしまう」
シンはあるものを取り出した
それは小さな瓶で中には黒い液体が入っていた
蓋を開けて、呪文を唱える
『なっ……！』
私たちは言葉を失った
黒い液体は七つに別れ人の形へと成っていく
「サーヴァント！？」
ジキルは凝視したまま動かない
まさか……あれら全てが
サーヴァントだというのか！？
「……まさか……四年前のサーヴァント？」
「正解だ。本物には劣るが
アサシン程度どうということはない」
……そういうことか
変だと思ったんだ
聖杯戦争勝利者から聖杯を奪う？
そんなのマスターじゃない彼に
人間一人で何とかなるものじゃない
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ゆき - いや当然ですよ！…スィ−ン一！ (2019年5月10日 19時) (
レス) id: cbcf733df5 (このIDを非表示/違反報告)
まな★★(プロフ) - ゆきさん» そういって頂き、感激です！ (2019年5月8日 6時) (レス) id: 7988c73045 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - スマナイ、カミサクヒンダ、スマナイ！ (2019年5月7日 17時) (レス) id: cbcf733df5 (このIDを非表示/違反報告)
まな★★(プロフ) - ゆきさん» うーなんとも言えないです……ネタバレになっちゃうので、すまないw (2019年5月4日 18時) (レス) id: f47f4a70d0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - エ、エリちゃんが… (2019年5月4日 8時) (レス) id: cbcf733df5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まな★★ | 作成日時：2019年4月8日 12時
