第八十話 ページ30
忠告？
"もうわかってると思うけど"
アーチャーとランサーが協力関係にあること
それはこの前ジキルと話した内容だった
「後付けするなら、アーチャーのマスターは
特に注意しなよ」
『ーーーうん、ありがとう』
＊
ナギside
「……なんだったんだ。あの違和感」
窓から彼女の様子を伺う
姿は見えないがアサシンと会話してるのだろう
歳は一つ上だが、あそこまで
大人びているのは少し異常な気がする
「なんと言うんだったか……あ！
鳩が豆鉄砲食らったような顔していますぞ
マスター」
ーーーー余計な口を挟むな
そうなるのも仕方ないだろ
ライダーだってわかってるんじゃないのか？
「まあ、マスターの言う通りですが
そこがギャップ萌えというか」
はあ……今はそういう話じゃなくて
それと僕は三次元に興味が無いと何度
いや、また話が逸れた
「……しばらくは様子見かな」
あの子と敵対するよりも
バーサーカーとアーチャーを止めないと
「ナギ、あいつは帰ったか？」
ライダーはいつの間にか霊体化していた
兄さんが来たのを察知したのか
セイバーはまだ帰ってきてないみたいだな
「うん、帰ったよ。協定は結べなかった」
そういうと、ほっとしたような顔を見せる
兄さんは橘Aが苦手みたいだ
「当たり前だろ。一人で勝手に死なれたり
サーヴァントに情けをかけるに決まってる」
ーーーーそうだろうか
確かに目に余る点はある
だけど、あの子なら……
何かを変えてくれる気がする
ただの勘でしかないけど
兄さんはこれ以上何も聞かずに
地下にひきこもりに行った
魔術の特訓をするのだろう
「…………拙者、未だにナギ殿の兄には
慣れないですな」
「別に無理して慣れる必要ないだろ」
それに……その方がいい
兄さんはサーヴァントが嫌いだからな
＊
貴方side
帰り道
森の中にある一本道を歩いている
ハイドが姿を現している
どうやら周りを警戒しているようだが
『どうしたの？』
「あ？サーヴァントが近くにいるんだよ」
そんな怒った口調で言わなくても
というかそれもっと早く言ってくれ
私も周りを警戒してみる
日はもう少しで落ちてしまう
暗い中襲われるのはもう勘弁だ
「あっちだな……」
ハイドが見た方向から"何か"が来る
すると、ハイドに突き飛ばされる
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まな★★(プロフ) - ゆきさん» コメントありがとうございます！そのように思って頂けて嬉しいです！ (2019年4月4日 12時) (
レス) id: 5821fa07da (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - 橋さんの心の在り方に感動しました。私もこのように在りたいです。 (2019年4月4日 10時) (レス) id: cbcf733df5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まな★★ | 作成日時：2019年2月21日 10時
