検索窓
今日:3 hit、昨日:7 hit、合計:21,572 hit

第二十七話 ページ27

力では不利でもこういう


地道なことが大切なのだろう


相手に存在を知らせないことこそ勝敗を分ける


なら、尚更気をつけないと


しばらく歩いて着いた場所は


ショッピングモールだった


『ちょっとお腹空いたし、食べていかない?』


「ああ、いいよ」


ジキルはあっさりと承諾してくれた


こういうのってサーヴァント的にどうなんだろう?


命がかかっているのに平和ボケしるんじゃないかと


思うのではないだろうか?


ファミレスに入り、私は注文をする


だが、ジキルは要らないという


その態度がちょっとムカついたので


ポテトを頼んで彼にあげた


「僕らには必要ないのに」


『私だけ食べてたら
食い意地が張ってると思われる』


それも理由の一つだし


ジキルが私に遠慮したから頼んだ


『アサシンはさ、正直私のこと
マスターとしてどう思う?』


ジキルは不思議そうに"どうって?"と返す


『平和ボケしてるなーとか』


「………刀を手にする君が
平和ボケでは無いと思うけど」


うっ…ちょっとした嫌味で返してきたな


まあ、一生懸命やるつもり


彼に会うためのものだけど


そのためには生き抜かなければいけない


生き抜くなんて簡単に言ってるけど


実際は難しいと思う


想像するのも難しいけど


ファミレスを出たあと案内板が目についた


思わずそれに釘刺しになっていると


「行きたいの?」


と、ジキルに聞かれた


私はその言葉に魅力を感じたが


どうしようか迷っていた


「ほら戦う場所になるかもしれないし」


ロマンチックもなにもない


台詞をどうもありがとう


ーーー彼が言うことも一理あるかな


戦場になったらもう見れないだろうし


『行こうか』


看板を元にある山に向かう


山に歩きで登ると日が暮れてしまうので


リフトに乗って頂上に向かった


辿り着くと何も無い土地が広がっていた


春になるとある花がたくさん咲く土地らしい


「やっぱ季節外れだったかな」


ここに咲く花は白い花、シロツメクサ


残念ながら今は冬のため


ひとつも咲いてなどいない


シロツメクサはそこら辺に生えてる花


という印象しかないだろう


だけどこの土地一面に咲くというのなら


それはきっと、とても壮観なのだろう

第二十八話→←第二十六話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (27 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
54人がお気に入り
設定タグ:Fate , FGO , まなさん
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

まな★★(プロフ) - ゆきちゃんだぞさん» ありがとうございます!そう言って頂けて嬉しいです!! (2019年4月1日 20時) (レス) id: 1e0fa89d62 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきちゃんだぞ - とっても面白いです!がんばってください!!! (2019年4月1日 13時) (レス) id: cbcf733df5 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:まな★★ | 作成日時:2018年12月29日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。