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第一話 ページ1

(たちばな)A


容姿
髪型:ハーフアップのお団子
腕の肘辺りまで長い(茶色)
目:少しだけ釣り目、茶色い瞳
身長:160cm
ーーーーーーーーーーーーーーー


夏休みが明けた日のこと、ある手紙が届いた


開発していた街の紹介みたいなものだ


大きな文字で"快適な住まいへ!"と書かれている


『………一人暮らし、か』


早速、紙に書いてあった電話番号に連絡した


これが始まりの悪魔の手紙と知らずに



in十二月一日


私の名前は橘A


どこにでもいる平凡な高校二年生


幼い頃に事故で両親を失った私は


親戚たちにタライ回しにされていた


友人関係でも自分から話しかけることなんて出来ず


友達とは言えない関係だ


強いて言うならクラスメイト


それ以上でもそれ以下でもない


正直いって別にそこまで窮屈ではない


ただ気になることといえば


親戚たちに迷惑をかけているという所だろうか


もういい歳だし、いい時給のバイト先を見つければ


一人暮らしに困りはしないだろう


両親が残したお金もあることだし


一人暮らしをしようとは考えてた


ただあと一歩が出なかった


初めてのことをするのに戸惑いは付き物だろう


そんな私を後押ししてくれたのはあの手紙である


私がこれから住む場所は赤い屋根の二階建ての家


一人暮らしにとっては広すぎるのではないかと


思うのだが、おじさんに相談したところ


"広いに越したことはない"と


彼の熱意に押されてしまった


おじさんやおばさんに手伝ってもらい


大きな荷物はもう片付いている


今までお世話になった彼らにお礼を言うと


"困ったことがあればいつでも連絡してくれ"


と逆に心配されてしまった


だけど私はもう彼らに迷惑をかけたくない


人を養うのは大変だ


なら、自分の面倒は自分で見なくては


夕方頃に家の前につく、これが私が住む家か


改めて見ると本当に私の家なのか?と


疑問さえ持ってしまう


……家の前にずっと立ってる方が怪しいか


さっさと中に入ろう


『お邪魔しまーす……』


何も言わないで入るのは


気が引けたのでとりあえずそういってみた


なんだかとても虚しい


とりあえず手荷物を置く


特に模様替えとかしていないので


みすぼらしい部屋に見えた


でもそれが逆に心地いい


新品みたいな感じがして


『……明日の準備しないと』

第二話→



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まな★★(プロフ) - ゆきちゃんだぞさん» ありがとうございます!そう言って頂けて嬉しいです!! (2019年4月1日 20時) (レス) id: 1e0fa89d62 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきちゃんだぞ - とっても面白いです!がんばってください!!! (2019年4月1日 13時) (レス) id: cbcf733df5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まな★★ | 作成日時:2018年12月29日 13時

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