【殺戮の天使】僕は殺人鬼ー化け物ーです (ページ28)

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番外編「みんなで旅行」ページ28

あーやっと発売される
3月27日早めに買いに行けたらいいな……
では、番外編楽しんでってください
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ザックside

俺達は今何故かニホンとかいう国に来ている

何でも神父の野郎が買い物帰りに貰った

券でくじを回したところ当たったらしい

「…………帰りてぇ」

「あらザック、つまらなそうね？でもダメよ
今日は人を殺してはダメ。捕まるわよ？」

サドマド女は楽しそうに笑う

いや、愉快そうにの間違いだな

こいつ……俺が捕まらないかと思ってんだろうな

つか、てめぇだけには言われたくねぇ！！

『ーーーー？ーーー！』

Aのやつ日本語、話せたんだな

何言ってっか全然わかんねぇ

そのせいか別人なんじゃないか

という錯覚が生まれる

「間違いなく本人だよ。ザック」

「あ？んなことはわかってる」

旅館のやつと話してたあいつが

急にこちらに戻ってくる

どうしたんだ？なんか問題でも起きたか？

『神父様、荷物持ちますよ
あと旅館の方々が案内してくれるらしいです』

「そうか、ありがとうな」

『いえ、礼には及びません』

そういうと二人とも行ってしまった

っていけねぇ……ここでぼーっとしてたら

間違いなく置いていかれる

相手が何言ってるかわかんねぇ以上

Aについて行くのが得策だな

＊

「へー結構広いなぁ！ね！レイチェル！」

「うん、そうだね」

ガキの言葉にいつも通りに返すレイ

やっぱり今はここが落ち着くな

こいつらのことは嫌いというか

大嫌いだが、日本人の相手の方が面倒臭い

「へぇ、これが和ってやつか
日本人の感覚はわからないけど
落ち着くところだな」

ダニーは外の景色や部屋を見て回っている

俺たちにとって珍しいものばかりだから

わからなくもない

ーーーーん？そういやAどこ行ったんだ？

そう思ったら襖が開いた

Aと…………隣の男誰だ？

「ーーー。ーーーー！」

『ーーーー？ーーーー！』

相変わらず何言ってるかわかんねぇけど

隣の男が死ぬほどムカつく、ぶっ殺してぇ

俺の殺気に気付いたのかAは

『やめろよ、ここで殺しは禁止』

ーーーーやっといつもの様に話せた

それだけで心底ほっとする

「へぇーA、ここで彼氏つくる気？」

『そういうじゃないよ。この人が僕たちを
案内してくれるの。だいたい話せるらしいから』

わからないことがあれば聞け、ということらしい