ー…どことなく似ている君…ー ページ9
驚きの声をあげると同時に
私を睨みつける
ジョーカー「ま、まさか…
カムイ様となのか！？」
…オボロといい、ジョーカーといい
なぜそんなにカムイ様を連想するのだろう
私とカムイ様はそんな関係じゃないのに
めんどくさいことになりそうなので
さっさと誤解を解こう
「違うよ、私の夫は別」
ジョーカー「な、なんだ…焦らせるなよ
まったく」
…勝手に焦ったのはそっちじゃない？
なんていったら
もっと不機嫌になりそうだからやめておこう
ジョーカー「……Aって言ったか？」
「ええ、そうだけど」
ジョーカーは顔を近づけると
私の目をじーっと見つめる
思わず恥ずかしくて
顔をそらそうとすると顎をつかまれる
目だけでもそらすか
ジョーカー「お前の目…どことなく
カムイ様に似ているような？」
「？ そんなことあるわけないでしょ」
ジョーカー「そうか？鋭い瞳…その奥に
ある感情は違うがどことなく似ている」
「ーーそろそろ離してくれない？」
ジョーカーは私を見たまま
ゆっくりと顎から手を離す
ジョーカー「他の奴らは俺にとって
どうでもいいがお前だけは信用してやる」
「……どうも」
上から目線なのが少し癪だが
彼にとって他の人に関心を持つのは
珍しいことなのだろう
ずっとカムイ様一筋だったんだな
なんだか、フレデリクを見てる気分
………ああ、だからか
ジョーカーに何を言われても
気にしなかったのは
ジョーカー「おい、料理続けるぞ。
俺も手伝ってやる
時間が空いたら料理教えてやるよ」
「！ ありがとう、ジョーカー」
その後、みんなで机を囲んで
おいしいご飯を食べたそうな
＊
桜を見上げる
ここの桜は白夜に咲いているものと
同じくらい綺麗だ
昔、サイリが描いていた絵を思い出す
初めてみた時は
どうして木なんかに花が？
と思ったけれど
実際にこうしてみると見事なものだ
カザハナ「そんなところで何してるの？」
「桜を見てただけだよ」
カザハナ「…好きなの？桜」
「うん、儚いけど綺麗だよね」
すると、カザハナは
私の手を両手でぎゅっと握り
輝いた目をしながら
カザハナ「わかってるじゃない！
Aってもっと冷たい人だと思ってたわ」
その解釈で間違ってないと思うけどな
好きなものが一緒だと親近感がわく
というやつだろうか？
カザハナ「今度一緒に花見をしましょ！」
「！ ええ…いいわよ」
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まな★★(プロフ) - 絵馬さん» コメントありがとうございます！しばらく更新できずに申し訳ないです<m(__)m>完結まで頑張って持ってきますね！ (2018年3月27日 20時) (
レス) id: 68753d1748 (このIDを非表示/違反報告)
絵馬 - コメ失礼します。私はFEifをやっていて少し懐かしく感じました。覚醒から読みましたが、とても読みやすくてびっくりしました。更新頑張ってください！ (2018年3月20日 22時) (レス) id: 94b890890c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まなさん★★ | 作成日時：2017年9月27日 21時
