ー…人狼の峰２…ー ページ6
カムイ「ああ！ご、ごめんね！」
「い、いえ…」
私は肩を押さえながらおきあがる
体全体が痛い
特に痛いのは肩のほうだ
…そっかガルーに噛まれたから
挙句、頭を強く打ったのか
包帯が巻かれていることに気づく
私は状況を判断するため辺りを見渡す
―――――家？
それにしてはちょっとボロいな
？「おっ！目が覚めたか！」
「あ、フランネル、さん」
フランネル「フランネルでいい。
それより肩、大丈夫か？」
彼の尻尾はしゅんと縮む
――――わかりやすい
「大丈夫だよ。それより
これってどういう状況？」
カムイ「あ、そっか。気を失ったから
覚えてないよね、順を追って話すよ」
―――私が気を失った後
辺りは沈黙が訪れた
お互いどう動けばいいのか
窺っていたのだそうだ
フランネル「…おい、噛むのやめろ
そいつはお前を助けたんだ」
ふとフランネルは仲間にそう告げた
長の彼に刃向かわず
素直に噛むのをやめたらしい
フランネル「おい。今の爆発は
お前らじゃないんだよな？」
カムイ「あ、ああ…」
フェリシア「か、カムイ様！他のところを
調べさせたらいたるところに、魔力が
こもった魔道具があって！いつ爆発するか！！」
フランネル「な！……おい！どうすればいい！？」
カムイ「……こちらで撤去する。その間
Aを手当てしてくれないか？」
フランネル「いや、俺らも探すのは協力する
ここは俺たちの故郷だ。赤の他人に任せられない
あいつはお前らの仲間の奴らで手当てしてくれ
俺たちは人間を手当てしたことがないしな」
カムイ「わかった。みんな急ごう！」
――――……
「それで魔道具の撤去は？」
スズカゼ「大体は発見したのですが
まだ残りがあるかもしれないので探索中です」
うっわ…び、びっくりした
いつの間に来てたんだよスズカゼ
カムイ「周りに被害は？」
スズカゼ「今のところありません」
「――…よ、よかった」
私が安堵のため息を漏らすと
その場にいた
カムイ様、スズカゼ、フランネルが
じーっとこちらを見る
三人「よくない/だろう/でしょう」
「えっ」
カムイ「A、なんであんな無茶をするんだ！
もしかしたら死んでいたかもしれないだろう！？」
スズカゼ「そうです、元軍師としては
少々目に余る行動です」
フランネル「仲間を助けてくれたことはいいけどよ
お前が死んだら俺たちは
恩人の命を奪うところだった」
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まな★★(プロフ) - 絵馬さん» コメントありがとうございます！しばらく更新できずに申し訳ないです<m(__)m>完結まで頑張って持ってきますね！ (2018年3月27日 20時) (
レス) id: 68753d1748 (このIDを非表示/違反報告)
絵馬 - コメ失礼します。私はFEifをやっていて少し懐かしく感じました。覚醒から読みましたが、とても読みやすくてびっくりしました。更新頑張ってください！ (2018年3月20日 22時) (レス) id: 94b890890c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まなさん★★ | 作成日時：2017年9月27日 21時
