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ー…夢の結末…ー ページ38

戦いが始まってしまった


カムイ様たちの決闘がどうなったのかはわからない


でも、敵兵たちが動いているということは


まだ終わっていないということ


―――――なんとなくだけど


アズールはこっちにいる気がする


守らなくちゃ…守らなくちゃ


そう頭に浮かばせながら


私を殺そうとしてくる者たちを避けては倒して


避けては倒してを繰り返していた


心で謝りながら


奥に進むと傷だらけのアズールの姿があった


よかった…まだ無事だったのね……


そのとき私の横をすごい勢いで風が吹いた


! もしかして!!


アズールに突っ込んでいくのはサイゾウだった


彼につづき、リョウマ様もいた


あ、れ?これは…あのときみた、夢?


――目の前で刀に貫かれたアズール


血を吐くと同時に彼はこういったのだ


”ごめん、なさい”―――――


私は顔から血の気が引くのを感じた


「そんな、こと……させない!!!」


私は彼らのもとへ急ぐ


サイゾウはアズールに攻撃を仕掛けようとしていた


私はギリギリでそこに滑り込み


彼の手裏剣を跳ね返した


サイゾウ「貴様…何をしたのかわかってるのか!」


「貴方の、邪魔をした」


ラズワルド「A!」


アズールは酷く心配した様子で私を見る


大丈夫だよと目で合図を送って


私はサイゾウに向かって行き、攻撃する


だけど彼は何度もかわす


いいよ、それで


貴方を殺すつもりはない


ここを去ってほしいだけなの


だけど、彼にその思いは伝わらず


私に攻撃を仕掛けてくる


仕方ない…ここは話すしか


「お願いっ…ここを引いて」


サイゾウ「…攻撃してきたのはあっちだ
なぜ、かばう」


「私の、大切な人だから」


サイゾウ「だが、そいつは攻撃をやめないぞ
それで仲間が殺されるなど、あってはならないことだ」


それは――――――…


なにも言い返せない


でも、私は守るって決めたの


もう失いたくないから


どっちかしか助けられないなら


私は…………


暗夜兵「くそぉ……おりゃああああぁぁぁぁ!!!!」


私は油断していた


近くで倒れていた兵士が私に向かってくる


よけきれない!!


目の前で黒い影がよぎる


私は持っていた剣を落としてしまった


そして足から崩れる


「あずー、る?」


ラズワルド「…ゲホッ……」


一つ咳をして


後ろに倒れてくる彼を支えた

ー…本当は気がついてた…ー→←ー…暗夜王子マークス…ー



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まな★★(プロフ) - 絵馬さん» コメントありがとうございます!しばらく更新できずに申し訳ないです<m(__)m>完結まで頑張って持ってきますね! (2018年3月27日 20時) (レス) id: 68753d1748 (このIDを非表示/違反報告)
絵馬 - コメ失礼します。私はFEifをやっていて少し懐かしく感じました。覚醒から読みましたが、とても読みやすくてびっくりしました。更新頑張ってください! (2018年3月20日 22時) (レス) id: 94b890890c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まなさん★★ | 作成日時:2017年9月27日 21時

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