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ー…私の罪は消えない…ー ページ18

レオン王子とゼロは


不思議そうな顔をする


レオン「仲間に見張られているのかい?」


「ええ。私、一度、暗夜兵をかばったので」


ゼロ「何故かばった?お前からしたら
敵だろ?」


「戦意を失っているものの
命を奪うなどできません」


もちろん、これは嘘じゃない


でも、実際にかばったのはセレナだけ


殺そうとしてくる者は


この、手で………


レオン「…君は凄いね。
まるでマークス兄さんみたいだ」


レオン王子の眼は悲しげで


そしてうらやましそうな


そんな顔をしていた


「凄くなど、ありません
私は悪魔、ですから」


レオン「悪魔?それは一体―――
「Aさん!」! オーディン」


見回りに行っていた


ウードが戻ってきた


どうやら今の話を聞いていたようだ


彼は私の肩をがっしりとつかむ


少しだけ痛みを感じた


オーディン「まだ、責めてるんですか?」


「…ごめんね。でも私は
償えきれないことをしたから」


オーディン「だけど!」


「この話はもうおしまい
レオン王子、またゲームしましょうね
おやすみなさい」


……誤魔化してしまった


でも、レオン王子たちに何か


聞かれては収拾がつかない


それにウードが納得しない


私が”うん”というまで


譲らないだろうしね


夜空を見てふと浮かんだのは


アクア様が歌っていた曲


……アクア様


よく歌ってるよな


えっと、こんな感じだっけ?


「〜〜♪」


この歌切ないよね


でも、なんだろう


この歌詞


誰かを指しているようなそんな気がする





フードを深くかぶり


森を抜けると


暗夜王城から少し離れた場所に位置する


小さな村


レオン「……はやくぬけよう」


ゼロ「仰せのままに」


…少し不思議だったのが


レオン王子はあまり


民たちと関わろうとしていないことだ


目を避けているような


そんな気がしてならない


「あの…レオン王子」


レオン「なんだい?」


「昨日の話の続きですが
私はただ純粋に暗夜の戦術に
興味があるのです」


レオン「それは…なんとなく
察してはいたけどさ」


うーん


やっぱり教えてくれないか


「じゃあ私が知ってる戦術も
教えます!それでどうですか!」


レオン王子は驚きの顔を見せる


そして急に吹き出して笑った


レオン「あははは…A
君って面白いね」


「?」


そんなに?


なにかおかしなこと言っただろうか?

ー…限界、なのかも…ー→←ー…分かりあうことはできないの…ー



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まな★★(プロフ) - 絵馬さん» コメントありがとうございます!しばらく更新できずに申し訳ないです<m(__)m>完結まで頑張って持ってきますね! (2018年3月27日 20時) (レス) id: 68753d1748 (このIDを非表示/違反報告)
絵馬 - コメ失礼します。私はFEifをやっていて少し懐かしく感じました。覚醒から読みましたが、とても読みやすくてびっくりしました。更新頑張ってください! (2018年3月20日 22時) (レス) id: 94b890890c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まなさん★★ | 作成日時:2017年9月27日 21時

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