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ー…暗夜王子レオン2…ー ページ15

戦いはおさまった


レオン王子は諦めが悪く


戦争は終わらない


カムイ様を殺すと


でも、やっぱり


彼の眼に殺意なんてない


カムイ様もそれに気付いていたようで


レオン「……ごめん、兄さん……」


彼は辛そうに”嘘だよ”といった


……建前上そう振る舞わなければならなかったんだ


レオン王子は激しく動揺していた


心の中では迷っていたのだろう


そんな彼にアクアは水晶玉を渡す


レオン王子は水晶玉をもらった変わりなのか


私たちにアドバイスをくれた


もっと強くなるために虹の賢者に会うこと


話は行くという結論のようだ


…………そこで力を得てもきっと犠牲者は出る


私は―――――――――…


「カムイ様、レオン王子」


二人はこちらを向く


「私は暗夜の王城近くの町で
身を潜めたいと思います

そこでお願いがあるのですが
レオン王子と共に町まで
行動してもよろしいでしょうか?」


レオン「……僕は構わないよ
君の話を聞きたいと思っていたし」


話とはきっと


ウードとの関係せいだろうな


彼に隠し事は無駄だろう


できる限り話すか


…カムイ様はあまりいい顔なさってないな


カムイ「このまま僕らと戻って力をつけたほうが」


「それだけじゃ、駄目なんです」


力をつけても


それは奪うためのものになる


私がほしいのは守るための力だ


人に頼るなどしたくない


タクミ「……僕は反対だね
A…お前、何者なんだよ?
なんで暗夜王国の兵士と知り合いなんだ?」


…タクミ様は裏切られた


みたいな顔をしている


…私はもともと中立な立場


でも白夜の者から見たら


裏切り者なのかもね


カムイ「…わかった」


タクミ「ちょ、兄さん!」


カムイ「タクミ、大丈夫だよ」


カムイ様はタクミ様をなだめる


申し訳ないことをしたな


「カムイ様、力をもって戻ってきましたら
王都で会いましょう」


カムイ「ああ…一人で行動するからには
慎重に、気をつけるんだよ?」





最初は無言のままだった


だが、その沈黙を破ったのは


私の仲間だった


オーディン「それにしても久しぶりですね!
無事でよかったです」


「ええ、オーディンも
相変わらず元気そうね」


レオン王子は不思議そうに私たちを見つめる


よほど、珍しいものを見るように


レオン「そいつの知り合いなんて
ロクな奴がいたかと思ったよ」


オーディン「ええ!?酷いですよ!レオン様!」


…私いま、酷いこと言われたんじゃ?

ー…変わらない…ー→←ー…暗夜王子レオン…ー



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まな★★(プロフ) - 絵馬さん» コメントありがとうございます!しばらく更新できずに申し訳ないです<m(__)m>完結まで頑張って持ってきますね! (2018年3月27日 20時) (レス) id: 68753d1748 (このIDを非表示/違反報告)
絵馬 - コメ失礼します。私はFEifをやっていて少し懐かしく感じました。覚醒から読みましたが、とても読みやすくてびっくりしました。更新頑張ってください! (2018年3月20日 22時) (レス) id: 94b890890c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まなさん★★ | 作成日時:2017年9月27日 21時

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