二度というな ページ43
ザックは僕から物を奪い取り
スイッチを押す
すると、音が鳴り出す
「こうやって音を出したり
銃を撃ったりしてたのか。
Aと同じだな」
『ちょっと！一緒にしないでくれる？
僕のは何でも扱える武器なんだから
そんな音鳴ってるやつを一緒にしないでよね！』
「そこまで違いなんてねぇだろ」
『ふんっ！心配して損した！』
「………」
『な、なに急に黙って？』
気持ち悪いな
怪訝そうに彼を見ていたら
頭をポンと軽くたたき
「もう二度とあんなマネするんじゃねぇ」
……心当たりはあった
でも悪いことだろうから
二度とするなって
つまり二度と言うなってこと
”ザックに殺されるのも悪くないか”
あれは嘘なんかじゃない
死ぬって分かってるのに
そんな冗談言うと思う？
でもまあ…これ以上
殺されたい人は増やしたくないのかな
なーんて
「おーい、置いてくぞー」
どうやら鍵が開いたみたいだね
僕はレイたちの後を追った
出たところは
見覚えのある場所だった
『最初に通ったところだね』
「はあ！？じゃあ、あいつこんな近くで
調子にのってたのかよ
まぁ、いいけどよ！もうぶっ殺したし！」
「この場所、言ってない部屋が
もう一つあった。多分そこが
エレベーター通路なんだと思う」
しばらく歩いていると
壁になにか文字が書かれていた
レイはそれを読む
僕は疲れていたので
見る気も起きなかったけど
なぞ解きに必要とか？
まあ、レイが何とかしてくれるはず
少し…体が痛い
それなりに痛みは引いてきたけどさ
…ザックはなんともないのか？
一番の重症は彼だ
無理しているようには見えないけど
―――…化け物、ね
＊
エレベーター前に来たけど
開かなかった
レイは少し考えた後
「ザックたちはそこで待ってて」
そういって走って行ってしまった
なにか思い当たる節でもあるのかな？
『ねえ、ザック』
「なんだよ？」
『傷、大丈夫？』
「平気だっつーの」
『タフだね』
「……なんだよ、お前も俺のこと
化け物っていうのか？」
『………………言ったでしょ？
僕のほうが化け物なんだよ』
ザックは意味がわからないとでもいいたげに
口を動かそうとしたみたいだが
丁度レイが来る
写真をとるときにつかった
ネームボードをもっているようだ
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まな★★(プロフ) - KARONAさん» ありがとうございます！ (2017年10月21日 19時) (
レス) id: e9a26e7ffa (このIDを非表示/違反報告)
KARONA(プロフ) - 読ませて頂きました！主人公、私の好きなタイプです！！更新楽しみしています！ (2017年10月21日 18時) (レス) id: ca4d1411b7 (このIDを非表示/違反報告)
まな★★(プロフ) - まひろ(舞夜と咲紅)さん» あー…確かに推しが死んでしまうと狂気的になりますよね……（すいません、まじで閲覧注意かもです；；） (2017年9月23日 12時) (レス) id: e9a26e7ffa (このIDを非表示/違反報告)
まひろ(舞夜と咲紅) - あぁ嫌だエディがコロサレチャウ…許さないエディはコロサセナイ私のもの…ってエディが死ぬところ見ると何時も思ってしまう狂気的な自分が居る (2017年9月17日 21時) (レス) id: d69c7fdad7 (このIDを非表示/違反報告)
まな★★(プロフ) - 松師匠さん» ですね！私はそんなんじゃないですよ！ｗ (2017年8月16日 22時) (レス) id: e9a26e7ffa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まなさん★★ | 作成日時：2017年7月27日 23時
