最悪の出会い ページ3
目をつむりながら考える
僕が僕の家から消えて
十年という月日を迎えていることについて
なんていうか…あっという間だったな
こうして過ごしているのが
ウソみたいに思えてくる
そう…僕にとって………………
―――――キーンコーンカーン
《ピピッ―――最下層の彼女はいけにえとなりました。
みなさま各フロアにてご準備を。ここから先はプレイエリア
――――ゲートが開かれます》
ああ…また迷い込んだのか
相変わらずだね、神父様
よく見つけられるもんだ
まっ、僕にとっては好都合だけどね♪
『さてと…仕事開始だ』
ああ…ごめん、言いかけていたね
僕にとって今が最高に幸せの場所だ
＊
レイside
あれ？エレベーター止まっちゃった
ここ…Ｂ６.５階？
随分と微妙なところに止まったな
とにかく出口を探さなくちゃ
…………それにしても暗いなこの階
なんで電気つけないんだろう
でも…ギリギリ見えるからちゃんと進める
「………なんだか、湿っぽいなここ」
なんか雨が降ったあとの土の香り
…………はやく出たいなここ
こういうとこあんまり好きじゃない
『君…そんなとこでなにしてるの？』
ふと後ろの方から声がした
振り向くと私よりも
一段と身長の大きい女の人
ニコッと私に笑いかける
……なんか可愛い人
今いるこの階には
似つかわしくないというか
ふわふわしていて
太陽の下で笑っていそうな子
良く見ると手元には赤い傘
なんの飾りっけもないシンプルな傘
不思議な人…………………
「…分からないの。
いつの間にか迷い込んでいて」
質問に答えた私を見て彼女は驚きの顔を見せる
なにがそんなにビックリなのかな…？
ああ…やっぱり記憶がないからかな
『…………君、詰まらなそうね』
「え…？」
『やめた。君みたいな詰まらない子、
殺すなんて…太陽に当たるくらい嫌い』
意味がわからない
どういうこと…？
この人は私を殺すために近づいてきたの？
先ほどまでの笑顔とは違い
本当に嫌そうな顔
『君、ついてきて』
「え？」
『いいから、はやくしてくれる？』
不機嫌そうにつぶやく彼女
これ以上、怒らせると余計に
めんどくさくなりそうなので
とりあえず従って重い足取りでついていく
あれ…良く見ると頭の上にお面が乗ってる
狐…………？
初めて見る………
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まな★★(プロフ) - KARONAさん» ありがとうございます！ (2017年10月21日 19時) (
レス) id: e9a26e7ffa (このIDを非表示/違反報告)
KARONA(プロフ) - 読ませて頂きました！主人公、私の好きなタイプです！！更新楽しみしています！ (2017年10月21日 18時) (レス) id: ca4d1411b7 (このIDを非表示/違反報告)
まな★★(プロフ) - まひろ(舞夜と咲紅)さん» あー…確かに推しが死んでしまうと狂気的になりますよね……（すいません、まじで閲覧注意かもです；；） (2017年9月23日 12時) (レス) id: e9a26e7ffa (このIDを非表示/違反報告)
まひろ(舞夜と咲紅) - あぁ嫌だエディがコロサレチャウ…許さないエディはコロサセナイ私のもの…ってエディが死ぬところ見ると何時も思ってしまう狂気的な自分が居る (2017年9月17日 21時) (レス) id: d69c7fdad7 (このIDを非表示/違反報告)
まな★★(プロフ) - 松師匠さん» ですね！私はそんなんじゃないですよ！ｗ (2017年8月16日 22時) (レス) id: e9a26e7ffa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まなさん★★ | 作成日時：2017年7月27日 23時
