大丈夫かな ページ12
…どちらもイカれてるわ
片方は殺してほしい側で
片方は殺す側
本当にイカれてる
「おい、てめぇは聞いてんのか？」
『え？………ああ、ごめん。
考え事をしていて』
「いいか！よくきけよ。俺はな、幸せそうな奴とか
嬉しそうにしてる奴を見るとよ…つい殺しちまう」
…………うわー、僕
普通に感情出すんですけど
ていうか、なにそれ…
狂ってんじゃん
ああ……………僕が言えたことじゃないか
『…………わかったよ。なるべく努力する。
といっても僕が君に殺されるなんてこと
ないけどねｗ』
「ちっ…！……そういや、名前言ってなかったな
―――ザックだ」
「…レイチェル。ガードナー」
『僕はA。よろしくね。
レイって呼んでもいいかな？』
「…………………」
『あれｗ随分と僕も嫌われたようね』
「なにしたんだよ、てめぇ」
レイの頬を指差す
彼は納得したように唸る
まだかすった痕が残っていた
小さなポシェットをとりだしレイに近づく
レイの頬に触れようとすると
目をつむる
………………そんなにいや？
『はい、もういいよ』
「……絆創膏？」
『ええ、女の子だもの。顔に絆創膏は
嫌かもしれないけど我慢してね』
「…女の子だからって、なんだ？
なにがあるってんだ？」
『……君は一生理解できなくともいいと思う』
「…うん」
『あ！共感してくれる？嬉しいなー』
「おい！てめぇらで勝手に
納得してんじゃね―よ！！」
『じゃ、いこっか？レイ』
僕はレイの手をそっと掴み
エレベーターの方へ向かう
後ろでザックが不機嫌そうにしながら
乗ってきたのは言うまでもないだろう
「ねえ………Aは私の事を殺してくれないの？」
『…無理ね。君つまらないもの。
それに君を殺して、僕に何の得があるのさ』
レイは俯いて、そう…と返事をする
……ほんっとにどうしちゃったんだろ
どうせなら最初の方が面白かったのに
…いや、そうでもないか
どちらにしろ殺す気にはならなかっただろうな
「よぉ。そういやてめぇら、
さっきのフロアの変態と知り合いだったのか？」
『さあ？僕は会ったことはないけれど、
彼は僕の事知ってたんじゃないかな？』
「ふーん…んじゃ、てめぇは？」
反応うっす！！！
レイに限っては質問、自体無視だし……
僕、この２人と行動して大丈夫なのかな…
少し心配になってきたわ…………
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まな★★(プロフ) - KARONAさん» ありがとうございます！ (2017年10月21日 19時) (
レス) id: e9a26e7ffa (このIDを非表示/違反報告)
KARONA(プロフ) - 読ませて頂きました！主人公、私の好きなタイプです！！更新楽しみしています！ (2017年10月21日 18時) (レス) id: ca4d1411b7 (このIDを非表示/違反報告)
まな★★(プロフ) - まひろ(舞夜と咲紅)さん» あー…確かに推しが死んでしまうと狂気的になりますよね……（すいません、まじで閲覧注意かもです；；） (2017年9月23日 12時) (レス) id: e9a26e7ffa (このIDを非表示/違反報告)
まひろ(舞夜と咲紅) - あぁ嫌だエディがコロサレチャウ…許さないエディはコロサセナイ私のもの…ってエディが死ぬところ見ると何時も思ってしまう狂気的な自分が居る (2017年9月17日 21時) (レス) id: d69c7fdad7 (このIDを非表示/違反報告)
まな★★(プロフ) - 松師匠さん» ですね！私はそんなんじゃないですよ！ｗ (2017年8月16日 22時) (レス) id: e9a26e7ffa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まなさん★★ | 作成日時：2017年7月27日 23時
