誓い ページ11
『いい加減、やめてくれる？
イライラして君を殺してしまいそうなんだけど…』
「グチグチうるせぇ！！！
途中にあったガラス板は簡単に壊れたのによぉ。
あ”−ッさっぱりわかんねぇ！
苦手なんだよこういうのはよぉ！！！
ったくどうすりゃあ…」
『………来た』
「あ”？」
僕が呟くとザックは後ろを振り向く
そこには小麦畑のような髪
夜の湖のように深い瞳をもった女の子
「…なんだお前、
のこのこ現れやがってどういうつもりだ？」
レイチェルは一呼吸置いて
お願いがあるのとザックに言った
いや、正確には僕とザックに
「…お願い」
そういって顔をあげる
…………僕は目を疑った
レイチェルの目を見て
そして…………………………
「私を、殺して」
彼女のお願いごとの内容に
彼女の身に一体何があったのだろうか
最初に会った時の目よりも
感情がなくなっている
というより目の生気がない
こんな目、初めて見た
『君…………』
「う”、う”おぇぇぇぇぇ！！！！！」
………こいつマジでぶっ殺してやろうか…
でも、ちょっと彼女の証言で緊迫とした
空気がなくなった
それに関しては感謝かな
「気持ち悪いこと頼むなよ。
うぇぇ。俺はテメェみたいな頭可笑しい奴に
かまってる時間はねぇんだ！
んな気持ち悪リこと
言ってる暇があんだったら、ここをどうにか――」
そう言いかけたとたん、エレベーターの扉が開いた
『さすが、レイチェルね。
ここまで来れるほどの頭の持ち主』
「ココに来る前に開けておいた。
先生のポケットを漁ったら鍵があった。
これでエレベーター管理室のスイッチを
入れてきた」
…どう？と聞き返す
レイチェルに対し、すごく
愉快そうに笑う彼
『楽しそうね。ザック』
「悪いか？…なぁお前。
さっき殺してほしいって俺に言ったよなぁ？」
レイチェルは動揺せずに肯定する
…本当にこの子、どうしたのかしら
「俺、バカなんだよ。だからさ…
一緒にここから出る手助けをしてくれよ
そんでもって外に出られれば、お前もちったぁ
良い顔するかもしれねぇだろ
そしたら、お前を…
・
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・
・
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・
――――――――お前を殺してやるよ」
『………………………………はあぁ！？』
「本当…？」
「あぁ、お前がちゃんとやればな」
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まな★★(プロフ) - KARONAさん» ありがとうございます！ (2017年10月21日 19時) (
レス) id: e9a26e7ffa (このIDを非表示/違反報告)
KARONA(プロフ) - 読ませて頂きました！主人公、私の好きなタイプです！！更新楽しみしています！ (2017年10月21日 18時) (レス) id: ca4d1411b7 (このIDを非表示/違反報告)
まな★★(プロフ) - まひろ(舞夜と咲紅)さん» あー…確かに推しが死んでしまうと狂気的になりますよね……（すいません、まじで閲覧注意かもです；；） (2017年9月23日 12時) (レス) id: e9a26e7ffa (このIDを非表示/違反報告)
まひろ(舞夜と咲紅) - あぁ嫌だエディがコロサレチャウ…許さないエディはコロサセナイ私のもの…ってエディが死ぬところ見ると何時も思ってしまう狂気的な自分が居る (2017年9月17日 21時) (レス) id: d69c7fdad7 (このIDを非表示/違反報告)
まな★★(プロフ) - 松師匠さん» ですね！私はそんなんじゃないですよ！ｗ (2017年8月16日 22時) (レス) id: e9a26e7ffa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まなさん★★ | 作成日時：2017年7月27日 23時
