「必ず守ってみせるよ」 ページ15
私はクロムの事で
頭がいっぱいだった
クロムは記憶のない私を救ってくれたのにっ…
私を『友』と呼んでくれたのにっ…
信頼されていたのにっ！！
私がその全てを壊した
それ以来、私は天幕に閉じこもっている……
アズ―ルは何度も私のところに来てくれた
これから世界の危機が迫っているというのに
彼はそのことには触れず
楽しい話ばかりをしてくれた
アズ―ル『A…もしかしたら
もうすぐこの世界は暗闇に
のみこまれるかもしれない』
『っ…！！ギムレーが攻めてくるの？』
アズ―ル『うん………』
『っ…ごめんね。私があの時
クロムを殺さなければ
…私が諦めずに戦い続けていたら』
私をアズ―ルは強く抱きしめる
後悔したって遅いの…
私の心が弱いばかりに…
皆に迷惑を…………
アズ―ル『いや…無理もないよ
それほど…父さんは皆の士気を
高めてくれる人だったってことなんだから』
『…………アズ―ルはどうして私を
気にかけてくれるの？私は…
わざとじゃなくても裏切ったんだよ？
貴方の父親を殺したも同然なのに！！』
アズ―ル『うん、でも…君は僕の大切な人だからね
でも、僕だけじゃないよ。
他の皆だって君の事が大切なんだ
きっと…戦いながらも心配してるよ』
『……そう。……ねえ、アズ―ル
私、最後だけでも戦うわ』
アズ―ル『A！！でも、大丈夫なの？』
『今まで散々逃げてきたんだもの
このまま終わったら、クロムに笑われちゃう
きっと皆からは”今さらなに”っていう目で
見られると思う。でも…それでも私は戦う！
命尽きるまで…必ず！！！』
アズ―ル『……大丈夫。僕がついてるよ
僕が君を守るから…』
『ありがとう…私も……アズ―ルを守るよ』
アズ―ルは私の手をとり、何かを握らせる
そっと開けてみると…そこには
――――…蒼い石の首飾りがあった
『これは…？』
アズ―ル『あははっ…本当は世界が平和に
なった時に渡そうと思ったんだけど……
厳しいかなと思って…だから、これはお守り…』
「今だけは前を向いて」→←「支援会話 貴方×アズ―ル＆私は貴方のことを裏切った」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 28人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まな★★(プロフ) - ブラック☆さん、コメントありがとうございます！アズ―ルかっこいいですよね！更新がんばります！ (2016年7月17日 15時) (
レス) id: e9a26e7ffa (このIDを非表示/違反報告)
#ブラック☆ - やっぱりアズールが一番好きだな〜この小説面白いです！更新頑張って下さい！！応援してます (2016年7月15日 4時) (レス) id: a43a3a6f99 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まなさん★★ | 作成日時：2016年2月24日 17時
