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四拾壱 ページ45

私が謝ると原田さんは少し慌てたように

原田 「いや、待ってくれ。話の流れがいまいちわかんねぇ」

近藤 「我々にも分かるように話してくれないかね?」

A 「そうですね♪まず初めに私は霧島Aです♪千鶴ちゃんや平助君、あと土方さんも知ってると思うけど、霧島梢ちゃんの妹です。私達は三人で暮らしていたんだけど、ある日私と梢ちゃんの兄である霧島聡介兄様が、白髪赤目に新選組の浅葱色の隊服を着た羅刹が襲って来て、聡介兄様が行方不明になったの・・・それで私達姉妹は新選組がやったと思っていたの」

広間が沈黙に包まれる中、口を開いたのは原田さんだった

原田 「だから池田屋のとき、俺に喰ってかかってきたりしたんだな」

A 「はい、あの時は新選組がやったと思っていたので」

土方 「だがな、それになんで長州の奴らが関わってやがる」

A 「・・・復讐をしようとした梢ちゃんを止めてくれたのは桂さんだったの。そして、私達を支えてくれているのも桂さんや晋作さん、以蔵さんだった」

沈黙が降りる中千鶴ちゃんが何かを言いたそうにしているのに気づいた私は、千鶴ちゃんに微笑んだ

千鶴 「あ、あの・・・Aちゃんは何も悪くないと思います!!だから・・・」

沖田 「だから殺さないでとでもいうつもり?」

平助 「だってそいつは何も悪いことしてないだろ」

土方 「だが羅刹を知っているとなれば話は別だろうが」

羅刹が新選組の秘密なら、わたしは殺されるのかな?

近藤 「だがなー」

永倉 「俺も殺すのは反対だな」

平助 「俺も!殺すのは嫌だ」

土方 「チッ仕方ねぇ、千鶴そいつを部屋へ連れてけ!」

千鶴 「はい!分かりました」

とりあえず千鶴ちゃんと広間を出てさっきいた部屋に戻った
千鶴ちゃんは「きっと大丈夫」と言って外に出て私を見張ってる
天上裏にも見張りが一人いる

A 「さて、一度家に戻るとしますか」

刀は多分土方さんの部屋かあの広間かな?
懐から短剣を出す
これも拾われる時にはすでにもっていたものだ
この短剣は刀より少し気配がおかしいのであまり使わないんだけど・・・もうひとつの刀と繋がってるみたいだから、探すのには楽なんだよね♪

A 「それじゃ、またね♪」

短剣を畳に突き刺しその場から消える

四拾弐→←四拾



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斎藤ようこちゃん(プロフ) - こんなにかっこよく書けるなんて羨ましいです。続き楽しみです。 (2014年5月3日 0時) (携帯から) (レス) id: 29bc6add98 (このIDを非表示/違反報告)
まなさん★★(プロフ) - 斎藤ようこちゃんさん» コメントありがとう!かっこよく書けてたなら嬉しいです! (2014年5月2日 23時) (レス) id: 640ee715f8 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - 初めまして。凄く良かったです。主人公かっこいいです。 (2014年5月2日 20時) (携帯から) (レス) id: 29bc6add98 (このIDを非表示/違反報告)
アイオン(プロフ) - まなさん★★さん» だねぇww (2014年4月19日 0時) (レス) id: f6622ca2e7 (このIDを非表示/違反報告)
まなさん★★(プロフ) - アイオンさん» それじゃかっこよくない!!ww (2014年4月18日 23時) (レス) id: bede127cb8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まなさん★★ | 作成日時:2014年3月2日 0時

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