薄桜鬼×裏語薄桜鬼

参拾九 ページ43

千鶴ｓｉｄｅ

まだまだ続くかと思ったこの三人の会話も

土方 「そこまでだ！！話が違う方向にいってる、近藤さんも局長何だからしっかりしてくれよ」

近藤 「おお、すまないな」

土方さんが止めたことにより、部屋の空気が変わった
けれどAちゃんは変わらずにこにこしてる

土方 「で、お前は何故あそこにいた？」

A 「夜の見周りだよ？あと兄様の情報収集とある奴らの情報収集♪」

土方 「一緒にいた男は？」

A 「私の友人兼姉の彼氏」

あの人梢さんと付き合ってたんだ！？お似合いだな

土方 「何故逃がした？」

この質問に答える雰囲気がないことを見取った土方さんは話をかえた

土方 「お前は霧島梢の家にいたな、関係者か？」

A 「私の姉だよ♪」

土方 「お前は長州藩か？」

A 「どこの藩でもないよ？まぁ強いて言うなら・・・今は奇兵隊に誘われてるかな♪」

山南 「奇兵隊！！長州にある浪士組ですか？」

A 「そうそう、でも奇兵隊って言っても戦争に参加する気はなさそうだけどね♪だって総監督が今長州にいないからね♪」

私にはよく分からないけど幹部の皆さんは驚いている

平助 「あ、あのさ・・・」

何か言おうか言わないか迷ってるようなだ
それをみてAちゃんは「何を言われても怒らないから言っちゃいなよ」と平助君を後押しした

平助 「その・・・今日の昼間に来てたやつらって・・・高杉晋作と岡田以蔵？あと、桂って桂小五郎のことか？」

A 「やっぱり新選組の幹部だけあって気付くの早いね♪そうだよ？私と梢ちゃんの護衛できてた人達のこと言ってるんでしょ？私の近くにいたのが、奇兵隊総監督で私を奇兵隊に入れようと頑張ってる高杉晋作さん♪で、梢ちゃんの護衛にいたのが土佐勤王党盟主武市半平太の愛弟子の土佐藩士岡田以蔵さんだよ♪で、心配性でお母さんみたいな桂小五郎さん♪みんな私の大事な人だよ♪」

土方 「な、なんでお前の周りに・・・って総司！やめろ！！」

沖田さんが刀を抜いてAちゃんに振りおろしていた

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