薄桜鬼×裏語薄桜鬼 (ページ36)

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参壱弐ページ36

朝

私は外が騒がしくて起きた

新選組「我らは新選組！！ここに高杉晋作が入ったのを見たという者がおる！！おとなしく出てこい！！」

晋作「ちっ！ばれちまったか」

以蔵「囲まれてる」

裏を見てきた以蔵さんが今の状況を話してくれた

梢「私が新選組の人達のところに行きます！！ですから、高杉さんと以蔵君はその間に逃げてください！」

以蔵「嫌だ！！」

晋作「俺もだ」

A 「いいから！！二人は幕府の敵でしょ？逃げて！！」

二人に怒鳴り梢ちゃんと相談をし、梢ちゃんは新選組のところに、私は裏の新選組を引きつけてその間に二人を逃がすことにした

A 「ほら！！二人とも！早く」

梢ちゃんが玄関に行ったので、私は二人を連れて裏口に来た
二人には私のマントを頭からかぶってもらっているので顔は分からない

以蔵「やっぱり、僕・・・」

A 「ダメ！！私が裏の新選組を引きつけるから、その間に絶対に逃げてよね」

私は裏口を飛び越える
そこには三人の隊士がいた

新選組「逃げるぞ！！追え！！」

三人がついてきてるのを確認しそのまま玄関に向かう
玄関では梢ちゃんと新選組が刀を交えていた

A 「梢ちゃん！！」

二人の間に割って入る

？「おっと・・・てめぇ、総司が言ってた奴か？」

総司なんて奴は知らないし

梢「兄様を！！兄様を・・・」

A 「梢ちゃん！早く逃げて！！いつもの場所にみんないるから！」

梢「でもそれじゃあAちゃんが」

A 「大丈夫！本気でやるから♪」

梢ちゃんは本気という言葉にほっとして頷いてくれた
梢ちゃんが長州藩邸に向かって走る
それを止めようと新選組が斬りかかってくる
その刀をはじき返し、梢ちゃんが無事逃げたことを確認する

A 「新選組・・・女子供にも手をあげるのね？町を守ってるなんて、思うんじゃなかった」

持っていた刀を左に持ち替え、もう一つの刀を抜く

A 「この正禄館は、私が守る！！」

五人の隊士を峰打ちで倒していく
新選組といってもこの程度・・・

？「てめぇは何者だ？」

A 「さぁ？自分で考えたら？正禄館内には誰もいないから・・・それとも、また私達兄妹に何かするつもり？」

？「どういう意味だ？」

A 「しらばっくれないでよ、浅葱色の隊服に白髪赤目の隊士・・・」

聡介兄様・・・