壱拾 ページ13
朝、玄関前の落ち葉を掃いていると
桂 「おはようございます、霧島さん」
A 「おはようございます、桂さん。わざわざ来てくれたんだね、梢ちゃんは中にいるから、上がって」
桂 「失礼します」
私は桂さんを梢ちゃんの部屋まで案内する
トントン
A 「梢ちゃん、桂さんがきたよ?」
梢 「え!?」
梢ちゃんは驚き声をあげた
戸を開けて廊下に出てくる梢ちゃん
桂 「おはようございます、霧島さん」
梢 「おはようござます」
ん〜ややこしいな
A 「桂さん、私のことはAと読んで?ややこしいから」
桂 「そうですね、ではAさんと呼んでも?」
A 「はい」
すっきりしたのでお茶をいれに台所に向かった
道場に向かうと
桂さんと梢ちゃんが稽古をしていた
A 「梢ちゃん、基本はできてるよね〜」
桂 「・・・大丈夫ですか?今日の稽古はここまでにしましょう」
終わったみたいだね
A 「梢ちゃん、桂さん、お茶が入りました」
梢 「ありがとうAちゃん」
桂さんも梢ちゃんもこっちに来てお茶を飲む
桂 「Aさんは剣が使えるのですか?」
A 「はい、独学なのであまり自信はありませんが」
梢 「ううん、Aちゃんは強いよ?」
そういってくれると嬉しいな
桂 「手合わせをしても?」
A 「はい!!私もしたいと思っていたので」
私と桂さんは木刀を握り向かい合う
結果は桂さんの勝ち
A 「桂さんは強いですね!!」
桂 「Aさんも十分強いですよ?」
梢 「桂さん、Aちゃんは本当は二刀流なのです」
桂 「そうでしたか!道理で足の運びが他の方と違うのですね」
A 「はい」
桂さんは二刀流でもやりたいと言ったがそこは断った
梢 「お昼食べて行きませんか?」
梢ちゃんの誘いを桂さんは断った
桂 「お気持ちは嬉しいですが、尊王攘夷派で知られた私が長く滞在しては、正禄館にもご迷惑ではありませんか?」
と私はその場で別れを告げ自室に戻った
梢ちゃんは玄関まで送って行った
37人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - こんなにかっこよく書けるなんて羨ましいです。続き楽しみです。 (2014年5月3日 0時) (携帯から) (レス) id: 29bc6add98 (このIDを非表示/違反報告)
まなさん★★(プロフ) - 斎藤ようこちゃんさん» コメントありがとう!かっこよく書けてたなら嬉しいです! (2014年5月2日 23時) (レス) id: 640ee715f8 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - 初めまして。凄く良かったです。主人公かっこいいです。 (2014年5月2日 20時) (携帯から) (レス) id: 29bc6add98 (このIDを非表示/違反報告)
アイオン(プロフ) - まなさん★★さん» だねぇww (2014年4月19日 0時) (レス) id: f6622ca2e7 (このIDを非表示/違反報告)
まなさん★★(プロフ) - アイオンさん» それじゃかっこよくない!!ww (2014年4月18日 23時) (レス) id: bede127cb8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:まなさん★★ | 作成日時:2014年3月2日 0時