八 ページ11
何あの態度!!
私と梢ちゃんには笑顔で話しかけるくせに
彼には無表情で当たり前という感じで命令している
梢 「あの・・・寒いですね」
A 「そうだね・・・ちょっと冷えてきたかも」
? 「・・・」
答えない彼に
梢 「寒くないですか?」
? 「少しね」
梢 「ですよね」
A 「逆に寒くない人の神経どうかしてる」
梢ちゃんは苦笑している
彼は表情を変えない
気まずいのか梢ちゃんは話を続ける
梢 「ええと・・・その。実はその・・・兄のことなのですが」
梢ちゃんは彼にも聞く
梢 「あなたは、どうお思いになりますか?やはり兄は死んだのでしょうか?」
梢ちゃんは懸命に話を続ける
彼は黙って聞いている
やっぱりいろんな人に聞きたいのかな?
? 「しっ・・・・・三、いや四人・・・」
彼の言葉に周りの気配をみると
四人の気配が近づいてくるのが分かった
梢ちゃんも気付いたみたいで足音が近づいてくる
梢 「お、追剥でしょうか」
? 「動かないで」
梢 「逃げた方が・・・」
? 「もう遅いよ」
うん、すでに囲まれてるからね
? 「動くな」
彼は刀を抜き前にいる追剥二人を殺した
私も刀を抜き後ろにいた二人を気絶させた(まあ、血は流れてるけど)
梢ちゃんはいつの間にかしゃがんでいた
A 「殺しちゃったんだね」
刀を納める
? 「何してるの、立って」
彼はしゃがんでいた梢ちゃんに手を差し伸べる
しかし、その手には血が付いている
梢ちゃんは一瞬どうしようか迷ったようだが
その手をとり立ちあがった
A 「梢ちゃん大丈夫?」
梢 「う、うん。だけど」
だけど人を殺した
殺してしまった
? 「僕が奴らを斬らなかったら、君が死んでいた」
正論だね
まあ私は気絶させただけだけどww
? 「多少腕に覚えがあるようだけど・・・過信して、返り討ちにあって、嬲り殺されたい?」
梢 「え?」
A 「まあ、とにかく早く帰ろう?」
それに答えるかのように
? 「走れるね」
彼は走り出した
家の前あたりまで来ると
梢 「あ、あの、ここまででいいです」
? 「そう?」
私達は彼の名前を聞いて別れた
A 「土佐藩の岡田以蔵」
なんか幼い人だったな
以蔵さん・・・か
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斎藤ようこちゃん(プロフ) - こんなにかっこよく書けるなんて羨ましいです。続き楽しみです。 (2014年5月3日 0時) (携帯から) (レス) id: 29bc6add98 (このIDを非表示/違反報告)
まなさん★★(プロフ) - 斎藤ようこちゃんさん» コメントありがとう!かっこよく書けてたなら嬉しいです! (2014年5月2日 23時) (レス) id: 640ee715f8 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - 初めまして。凄く良かったです。主人公かっこいいです。 (2014年5月2日 20時) (携帯から) (レス) id: 29bc6add98 (このIDを非表示/違反報告)
アイオン(プロフ) - まなさん★★さん» だねぇww (2014年4月19日 0時) (レス) id: f6622ca2e7 (このIDを非表示/違反報告)
まなさん★★(プロフ) - アイオンさん» それじゃかっこよくない!!ww (2014年4月18日 23時) (レス) id: bede127cb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まなさん★★ | 作成日時:2014年3月2日 0時