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side in
ここは、どこ……?
ar「いーのちゃんっ。」
明るい声に振り返ると、にこにこと笑った俺の親友がいた。
in「…大ちゃん。」
大きなスクリーンがある会議室の様な、見覚えのある部屋。
丸いテーブルを囲んで、椅子が、5つある。
プシューッとドアが開いて、優しい笑顔で入ってきたのは、
in「ひかる…、やぶ…。」
hk「いのちゃん起きたんだ。」
in「え?」
yb「よく寝てたな。」
寝てた…?
てことは、今までのことは全部…、
ゆめ……?
ar「クス、いのちゃん大丈夫?」
in「え?」
ar「緊張してきた?」
in「……緊張?」
なに?…緊張って?
yb「いよいよ明日だもんな。」
in「…あした?」
なんの、話…?
大ちゃんもひかるもやぶもそれぞれの席に座ろうとして、
in「……、」
余った席は、ふたつ……
どうして……
ar「いのちゃん?どしたの?」
in「…おれの、席は、どっち?」
ar「クス、何言ってんの?こっちじゃん。俺のとなり。」
in「……じゃあ、ここは…?」
もうひとつの余った席を指差して、恐る恐る尋ねた。
ar「そこ?そこは、誰もいないよ。」
ドクン……___
いない?
ほんとうに……?
yb「どうしたんだ?伊野尾。」
in「…明日、何があるの…?」
そう尋ねた俺を、3人とも不思議そうに見つめて、
yb「何言ってるんだよ、お前。」
hk「明日は、いのちゃん、ダークサイドに行く日だよ?」
ドクン………___
in「……ダーク、サイド…?」
ar「そうだよ。…もしかして、いのちゃんマリッジブルー?」
in「え…?」
hk「アハハ、今更そんなこと言われたら皇帝陛下泣いちゃうよ。」
ドクン……___
こう、てい、へいか……
ar「…でもやっぱり、寂しいなぁ。」
hk「大ちゃん、それは言わない約束。」
ar「そうだよね。…いのちゃん、」
in「……、」
ar「幸せになってね。」
.
そうだ…
思い出したよ…
俺は、ダークサイドの皇帝陛下と、
結婚することになって、
皇帝陛下自ら、
俺を迎えに来たあの夜。
そして、快く送り出してくれた、仲間たち。
さようなら ___
そう、微笑んで、手を振って、
もう、二度と会わない、仲間たち。
そして
その、仲間たちの
顔も、名前も
その存在すら、もう
瞬く星のように、キラキラと輝いた後
なにも、見えなくなった ____
.
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Link(プロフ) - さおりさん» さおりさん、読み返して下さり本当にありがとうございます。とても複雑になってしまい、それぞれの想いが入り交じり、苦しい気持ちにさせてしまい、ごめんなさい!さおりさんが下さる感想はとても参考になります。まだ重くなるかもしれませんが、最後までお願いします! (2017年11月5日 6時) (レス) id: ce80a0a1da (このIDを非表示/違反報告)
さおり(プロフ) - 昨日今までのお話読み返してみました。BESTで過ごしていたケイのことを過去にしたくないと感じつつも、ケイはもう忘れてしまっていて…とても複雑です(;_;)ユウリもケイのことになると弱くなっちゃいますね(TT)駄目だとわかっていても言えない苦しさが伝わってきます泣 (2017年11月4日 23時) (レス) id: 80f2463613 (このIDを非表示/違反報告)
Link(プロフ) - みるみるみるきーさん» ううー、そうですよね…!率直な気持ちを聞かせてくれて嬉しいです!皇帝陛下の初恋、めんどくさいことになってますが!どうぞ、あたたかく見守って下さい!本当のケイを取り戻せるまで、どうぞ見守って下さい。いつもほんとにコメントありがとうございます! (2017年11月4日 23時) (レス) id: ce80a0a1da (このIDを非表示/違反報告)
みるみるみるきー(プロフ) - ううぅーー。ユウトの気持ちもわからんでもないがぁぁ。結局、やっぱり、洗脳して得た幸福なんじゃないのぉぉ???いいの?それで?それじゃあ、ほんとのケイじゃない気がするよォぉー!!皇帝として立場もあるのはわかるけど。ダメだよォ、これじゃあ。 (2017年11月4日 11時) (レス) id: 40e0ecae06 (このIDを非表示/違反報告)
Link(プロフ) - さおりさん» さおりさん、いつもコメントありがとうございます!ダークに、なってきました…。純粋ではあるんです。ただ皇帝陛下の初めての恋愛なので…暴走してますね。ユウリはケイにとって大切な存在になってきてます。これからもどんどん感想下さい! (2017年11月2日 6時) (レス) id: ce80a0a1da (このIDを非表示/違反報告)
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