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side cn
温室の、あの花園の中に、誰かが立っている。
リョウスケ、と、僕……？
どうして、僕はここに……
でも確かに、向かい合って立ち竦み、見つめ合うリョウスケと僕が目の前に見える。
ym「…ユウリ、」
リョウスケ……？
どうして、そんなに悲痛な顔をしてるの…？
cn「……あなたは、誰？」
ドクン……＿＿＿
え……？
cn「どうして、僕の名前を知ってるの？」
な、にを、言ってるの……？
ym「…ユウリ、俺だよ…、」
もう１人の僕を見つめるリョウスケの瞳は、哀しみで溢れてる。
これは、なんなの…？
どうして、こんな……
目の前の不可解な様に、混乱と戸惑いが過ぎったその時、
cn「…僕は、あなたのことは知らない。」
ドクン……＿＿
静かに、冷ややかに、もう１人の僕がそう告げた。
しら、ない……？
リョウスケを…？
僕は一体、なにを、言ってるんだ…？
ym「ユウリ、どうして…、」
リョウスケが、悲痛な声で僕に呼びかけたと同時に、
「ユウリ、」
だれかの声が、響いた。
これは…
cn「…行かなきゃ。」
リョウスケに、
ym「ユウリっ…、」
呼びかける涙声に、背を向けた次の瞬間、
cnin「皇帝陛下が、待ってるの。」
ドクン……＿＿＿
僕に重なった、声は、
ケイ、ちゃん……？
ymtk「…行くな…っ、」
ドクン……＿＿＿
リョウスケと重なり呼び止めるのは、
ユウヤ、くん……？
目の前にいた僕は、ケイちゃんの姿へと変わり、
リョウスケは、あの、ユウヤくんへと変わった。
in「さようなら。」
微かに微笑んで、背を向け歩き出すケイちゃんを前に、
tk「………。」
ユウヤくんは、その場に跪き、
呆然とした表情で、
ただただ、涙を流した……
.
ym「ユウリ、ユウリっ、」
目を覚ますと、僕の肩を揺らしながら呼びかけるリョウスケがいた。
眠って、いた…
夢を、見たんだ……
ym「…大丈夫か？うなされてた。」
いつのまにか机に突っ伏して、うたた寝してしまったんだ。
ym「ユウリ…？」
そんな僕を見つめたリョウスケの表情が驚いているのは、
なぜか、
涙が、溢れ出て、
止めどなく、溢れ出て、止められないから……
愛する人を、忘れてしまった。
リョウスケのことを、忘れるなんて、
そんなこと、頭に過ぎるだけでも、
怖ろしくて、哀しくて、苦しくて。
胸が、心が痛くて、たまらない。
.
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Link(プロフ) - さおりさん» さおりさん、読み返して下さり本当にありがとうございます。とても複雑になってしまい、それぞれの想いが入り交じり、苦しい気持ちにさせてしまい、ごめんなさい！さおりさんが下さる感想はとても参考になります。まだ重くなるかもしれませんが、最後までお願いします！ (2017年11月5日 6時) (
レス) id: ce80a0a1da (このIDを非表示/違反報告)
さおり(プロフ) - 昨日今までのお話読み返してみました。BESTで過ごしていたケイのことを過去にしたくないと感じつつも、ケイはもう忘れてしまっていて…とても複雑です(;_;)ユウリもケイのことになると弱くなっちゃいますね(TT)駄目だとわかっていても言えない苦しさが伝わってきます泣 (2017年11月4日 23時) (レス) id: 80f2463613 (このIDを非表示/違反報告)
Link(プロフ) - みるみるみるきーさん» ううー、そうですよね…！率直な気持ちを聞かせてくれて嬉しいです！皇帝陛下の初恋、めんどくさいことになってますが！どうぞ、あたたかく見守って下さい！本当のケイを取り戻せるまで、どうぞ見守って下さい。いつもほんとにコメントありがとうございます！ (2017年11月4日 23時) (レス) id: ce80a0a1da (このIDを非表示/違反報告)
みるみるみるきー(プロフ) - ううぅーー。ユウトの気持ちもわからんでもないがぁぁ。結局、やっぱり、洗脳して得た幸福なんじゃないのぉぉ？？？いいの？それで？それじゃあ、ほんとのケイじゃない気がするよォぉー！！皇帝として立場もあるのはわかるけど。ダメだよォ、これじゃあ。 (2017年11月4日 11時) (レス) id: 40e0ecae06 (このIDを非表示/違反報告)
Link(プロフ) - さおりさん» さおりさん、いつもコメントありがとうございます！ダークに、なってきました…。純粋ではあるんです。ただ皇帝陛下の初めての恋愛なので…暴走してますね。ユウリはケイにとって大切な存在になってきてます。これからもどんどん感想下さい！ (2017年11月2日 6時) (レス) id: ce80a0a1da (このIDを非表示/違反報告)
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