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side yt
ダイニングルームのテーブルを丁寧に拭いているケイが、愛おしくてたまらない。
昨日、ケイと繋がったあの後から、まるで人が変わったかのように、俺を見つめ笑ってくれている。
ケイは、俺の愛を受け入れてくれたんだ。
そして、俺を、愛し始めている。
in「ユウト!どうしたの?」
扉の側で立ち竦み、見つめていた俺を見つけた途端に、嬉しそうに笑うケイ。
yt「喉が渇いたから、お茶を飲もうと思って。」
in「あ、わかった!淹れるから待ってて。」
微笑んでキッチンへ駆けて行くその姿が、愛らしくて。
俺もケイに付いてキッチンへ入り、せわしく動く様子を見つめると、思わず笑みが零れた。
yt「…クス、」
in「…ユウト。なぁに?」
そんな俺に気づき、首を少し傾けて不思議そうに尋ねる。
yt「…ううん。ケイを見つめてたくて。」
in「…なにそれ。恥ずかしいよ。」
照れた様に俯いて、ティーポットにお湯を注ぐ姿は、どこまでも愛おしい。
俺はケイの側に行き、お茶が出るのを待つケイを、背後からそっと抱きしめた。
in「っ、ユウト…?」
yt「昼食、本当に美味しかった。」
柔らかくて美しい髪に、顔を埋めて囁く。
in「クス、よかった。夕食も作ろうかな。」
yt「本当?でも疲れてない?」
in「疲れてるわけないじゃん。仕事もしてないんだし。」
yt「クス、でもケイは妃になるんだよ?家事なんてしなくていいんだ。」
in「…そんなお妃様、いやだ。」
ケイは振り返り、俺を見つめて頬を微かに膨らませて、
yt「クス、ケイは本当に優しいね。」
in「できることは全部したいの。…いいでしょう?」
紡いでくれたその言葉に、トクン…と心があたたかくなった。
yt「…勿論だよ。ありがとう。」
発せられる言葉も、クルクルと変わる表情も、全てが愛おしくて、
今すぐにでもまた抱きたい、君の全てを愛したい、そんな衝動に駆られる。
今夜、また花園へと連れて行こう。
愛しい、愛しい君を、存分に愛するために。
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Link(プロフ) - さおりさん» さおりさん、読み返して下さり本当にありがとうございます。とても複雑になってしまい、それぞれの想いが入り交じり、苦しい気持ちにさせてしまい、ごめんなさい!さおりさんが下さる感想はとても参考になります。まだ重くなるかもしれませんが、最後までお願いします! (2017年11月5日 6時) (レス) id: ce80a0a1da (このIDを非表示/違反報告)
さおり(プロフ) - 昨日今までのお話読み返してみました。BESTで過ごしていたケイのことを過去にしたくないと感じつつも、ケイはもう忘れてしまっていて…とても複雑です(;_;)ユウリもケイのことになると弱くなっちゃいますね(TT)駄目だとわかっていても言えない苦しさが伝わってきます泣 (2017年11月4日 23時) (レス) id: 80f2463613 (このIDを非表示/違反報告)
Link(プロフ) - みるみるみるきーさん» ううー、そうですよね…!率直な気持ちを聞かせてくれて嬉しいです!皇帝陛下の初恋、めんどくさいことになってますが!どうぞ、あたたかく見守って下さい!本当のケイを取り戻せるまで、どうぞ見守って下さい。いつもほんとにコメントありがとうございます! (2017年11月4日 23時) (レス) id: ce80a0a1da (このIDを非表示/違反報告)
みるみるみるきー(プロフ) - ううぅーー。ユウトの気持ちもわからんでもないがぁぁ。結局、やっぱり、洗脳して得た幸福なんじゃないのぉぉ???いいの?それで?それじゃあ、ほんとのケイじゃない気がするよォぉー!!皇帝として立場もあるのはわかるけど。ダメだよォ、これじゃあ。 (2017年11月4日 11時) (レス) id: 40e0ecae06 (このIDを非表示/違反報告)
Link(プロフ) - さおりさん» さおりさん、いつもコメントありがとうございます!ダークに、なってきました…。純粋ではあるんです。ただ皇帝陛下の初めての恋愛なので…暴走してますね。ユウリはケイにとって大切な存在になってきてます。これからもどんどん感想下さい! (2017年11月2日 6時) (レス) id: ce80a0a1da (このIDを非表示/違反報告)
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