Iloveyou 【Undertaleau】 (ページ38)

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狙われている。ページ38

｢んむ。おいしい。｣

私は朝食を食べていた

｢ごちそうさまでしたー。｣

ふー、美味しかったぁ・・・

｢あの。姫様。｣

｢ッ！？どうしたの？｣

いきなり声をかけられ、ビクッと身体を奮わせた

なんだ、良かった、

声の主は、私が幼いときから仲の良かった、召し使いである

彼女は、私より三歳年上で、姉がいない私にとってはお姉さんのような存在であり、今も仲が良いのである

一体どうしたのだろう

｢こっ此処では言いづらいのでコチラヘ。｣

私は、召し使いについて行き、人通りが少ない廊下へやって来た

｢実は、姫様が何者かに狙われている可能性がございまして。｣

へ・・・？

狙われて、いる、？

わっ、私が・・・？？

｢そう、なのね。｣

｢はい。それで、“今日だけ”は、姫様は部屋から出ないでください。｣

｢何故、部屋から？それも“今日だけ”だなんて。｣

｢このパーティーが行われることが分かってから、妙に変な感じがしてたんです。｣

｢変な、感じ。｣

そう、彼女は感が鋭い

彼女の感は、良く当たるのである

このパーティーが行われる数日前、今日は学校を休んだ方がよろしいっと言われ、言われた通りに休んでみた

すると、その日、学校には不法侵入者が入ってきていたらしい

それも、その侵入者は銃を手にしていたらしい

このように、彼女の感は良いのである

だから、彼女の感は皆が信じており、あの父親でさえもが、素直に言うことを聞くほど・・・

それだけ信用が高いのだ

嫌な予感がしてたのなら、父様に言ってパーティーを中止にしてもらえば良いだけでは・・・？

｢はい。私も、此処まで嫌な予感がしたのは生まれてはじめてのことでした。それで、私はパーティーをやめるように。もしくは、姫様だけでも守るようにっと言ったんです。でも・・・。｣

｢・・・。｣

｢脅されてるらしいです。SwapDream様に。｣

｢ぇ。｣

｢パーティーはなくても良いから、此処の国の姫。そう、A様には会わせろ・・・と。そして、会わせなかったらこの国は買い取るっと。｣

言葉が出なかった

買い取る・・・、ナイトはあの時契約がどうたら言っていた

その契約、いや、スワドリには、逆らえないんだ

私に会わせないと買われる

だから、仕方なく・・・