故人のためのお花屋さん

隠れた悦びのメッセージ ページ16

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店長side



『………………その夜が最期………なんですか？』



女の子「そうだけど………？」



『何か、ショックを受けたとか…………それで亡くなったんですか？』



女の子「しょっく？……………ううん、たまたまだよ？」



『っそうですか…………』



女の子「どうしたの？？」



『あ、いえ、なんでも……………』



やっぱり引っかかる。
いや、亡くなったタイミングがまぐれだとしても、花言葉って………………



女の子「そっか！じゃあ、今日はありがとう！」



『はい、またのご来店お待ちしております』



でも、こんなに笑顔で健気に手を振る様子を見ていると、それは信じたくないことだった。








＿＿＿＿＿＿だって、









花言葉は…………………









猫「店長」




『へっ！？』


猫「…………いや、そんなに驚かなくても………」


『あ、そう、そうだよね……………ごめん』


猫「いや、構わないんだけどもさ。」


『…………………』


猫「なあ、何で悩んでんの？……………………まさか僕のこと？」


『……………いや、さっきの子、家族にどう思われてたのかな……………って』


猫「あの女の子？大切にされてそうだったけど？」



『もしもそれが表面的なもので、裏では邪魔者扱いだったら…………？』



猫「もう！そんなことないって！服も髪もお手入れされてたし、あの子自身も幸せそうだったじゃん！考えすぎだよ店長？」


『……………そうだよね…………考えすぎかな……』



猫「そんなドラマみたいなこと無いと思うよ？



『ドラマねぇ…………』



猫「信じられないの………？」



『＿＿＿＿いや、そうだよね……………








"裏切り"なんて無いよね……………』







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ハナズオウの花言葉:喜び,豊かな生涯









西洋での花言葉:裏切り

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