泥棒猫 ページ11
黒猫side
？？？「この泥棒猫！！」
僕の遠い後ろで、怒鳴り声が聞こえた。でも、気にしない。気にしたらそこでゲームオーバーだ。
実は僕は野良猫なもんでね、さっきはお祭りの屋台の焼きとうもろこしを盗んできた。猫って魚以外にも食べるんだよ？
ただ、食べなきゃ生きていけないから、野良猫って楽じゃない。
僕は元々飼い主がいたんだけど、『黒いから』って理由で捨てられた。
馬鹿みたいな理由でしょ？でも人間ってそんなもんだ。
自分が一番だと思ってるし、動物の命を簡単に左右できると思ってる。でも本当にその通りだ。人間には逆らえない。
でも、僕は人間より真っ当だと思うな。裏切ったりしないもん。
＿＿＿＿＿僕、飼い主のこと、信じてたんだけどな……………
そんなある夏の日、今度はまた別の場所でお祭りがあった。
食べ物を手に入れるチャンスだから、僕は迷わず向かった。
焼き鳥の屋台のちょうど斜め前で待機していたんだ。
屋台のおじさんが焼き鳥を渡す瞬間を狙って……………
あと少し………
＿＿＿＿＿今だ！！
バッ！
僕は焼き鳥にかぶりつくと、そのまま人の手を振り切って奪い取った。
＿＿＿よし！
いける、このまま突っ走れば……………！
おじさん「泥棒！！待ちやがれ！」
バシッ
『に"ゃあっ！』
何か投げられたのか、身体にビリッと激痛が走った。
痛みと衝撃で、僕は焼き鳥を口から離してしまった。
曲がろうと思っていた所で曲がりきれず、そのままつんのめって転けた。
転けるどころか、ゴロゴロと身体は止まらずに坂を転がり続けた。
遠くでガヤガヤとたくさんの子供の声がする。
僕は止まれずに転がり続けると、急に身体がふっと浮いた気がしたんだ。
次の瞬間、身体は重力にぐんと引っ張られた
『あ、落ちてるな』そう思ったのは少し遅れてからで
目をうっすら開ければ、遠くに崖から覗く子供たちがたくさんいた。
そして＿＿＿＿＿＿
僕の身体は、崖のはるか下で沈んだ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
店長side
猫「…………なるほどね、そういうことか」
黒猫「にゃーん」
普通の猫の言葉は理解できないので、代わりに猫に通訳してもらいながら話を聞いた。
『不運な事故………ではないか』
猫「人間による殺人？？」
『いずれにせよ、人間って酷いよね』
文字数の関係で続きます→
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クルイ - リクエスト、ありがとうございます！ (2021年12月2日 18時) (
レス) id: 6c77753d41 (このIDを非表示/違反報告)
からちゃ(プロフ) - パトさん» パトさんありがとうございます！なるほどNGワードですか…確認します。期待に応えられるように頑張ります！ (2021年5月15日 12時) (レス) id: 1908544fd9 (このIDを非表示/違反報告)
パト(プロフ) - NGワードとかが入っちゃってる感じですかね……？ ごめんなさい、コメントしておいて何ですがよく分かりません。この作品、とても好きなので一刻も早く更新が再開できるようになることを願っております！ 体調に気を付けて頑張ってください！ 応援してます！ (2021年5月14日 21時) (レス) id: 8ed95612e3 (このIDを非表示/違反報告)
莉亜(プロフ) - ありがとうございます！ (2021年5月14日 18時) (レス) id: 08c098a676 (このIDを非表示/違反報告)
からちゃ(プロフ) - 莉亜さん» 遅くなってすみません！今さらですが、この作品は完全オリジナルなので煮るなり焼くなり好きにしていただいて結構です！早くに返信できなくて本当にすみません、、、 (2021年5月14日 18時) (レス) id: 1908544fd9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：からちゃ x他1人 | 作成日時：2020年9月24日 21時
