なんでも屋さんの私【SVT】2 (ページ19)

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大阪ページ19

〜Youside〜

大阪に着いて会社の用意した車で
ホテルに向かう。

久しぶりの大阪にすごくワクワク。
みんな観光するって言ってたし楽しみ。

お昼ごろからスケジュールをこなして
気づけば夜。
みんな移動とかで疲れてるはずなのに、
ニコニコしてプロって凄いなあと感心。

夜は
ジョンハニオッパ、シュアオッパ、ジュニ
ホシ、ウジ、ドギョミ、スングァニと
スタッフさん達とお好み焼き屋さんへ。

他のメンバーは別のを食べたいとのことで
別々に。

コンテンツ用のVlogを撮るということで
お席は離れちゃったけど
私無しでも上手に注文して美味しそうに
食べてて安心。

食べ終わってから、マネージャーさんから
カードなどを預かり私がお会計をすることに。
皆は人が集まっても良くないから
先に車に戻っててもらう事に。

店員『こちら領収書です。ありがとうございました〜』

A『ごちそうさまでした！』

忘れ物の確認だけしてお店を後にする。
すると、正面から見覚えのある人が。

？『おっ？こりゃ奇遇だね〜！！田中ちゃ〜ん』

そう、最悪な事に
私にセクハラパワハラをしていたあの上司。
かなり酔っ払っているのか、よろよろ近づいてくる。

A『お久しぶりです。』

上司『あれ〜こんなところで〜っ
俺田中ちゃん居なくて超寂しいんだけど〜？？
好きだったのになあ〜。』

A『出張です。すみません一応仕事中なので。』

そう、退職して後から聞いた話だと
この上司はどうやら私の事が好きだったらしく
好きが故にちょっかいをかけていたつもりだったらしい。

上司『仕事？君は良くミスするし、男を翻弄するし
悪い子だよ〜っ。君は大人しく俺の所にくればいいんだよ
ほら〜。可愛がってあげるからさ〜。
今なら社内恋愛にもならないし〜？ッヒク』

A『あ、あのかなり酔ってます。
お連れさんはいないんですか？』

上司『なに言ってんの〜っ。田中ちゃんが
迎えに来てくれたんでしょ〜っ。ほら一緒に
ホテル行くんでしょ〜？』

そう言って腰を抱かれる。お酒くさいし、
怖い。前の記憶が蘇って胃も痛い。
平気なフリをして答えるけど手が震えて携帯を
出せない。

A『い、行きませんっ。離してくださいっ…。』

上司『うわぁ〜その顔そそる〜。行くよ〜。』

どうしよう。そんな事を考えていると
手を引っ張られて誰かが盾になるように
抱きしめてくれていた。