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7、先輩 ページ11





マンションはかなり大きな部屋で4人で住むぶんには申し分のない広さだった。住むって言っても一時的だけど



それぞれ一人一部屋なので私も自分が泊まる部屋に行く。



あ、さっき五条先輩からの電話切ったんだった。




ピリリリッピリリリ



と、そこへ五条先輩から電話がかかってきた。すっげぇタイミング。



『もしもし、波原です』


《あ、小夜!?さっきの電話無視しないでよ》


『私と1年ズのお出かけを邪魔しないでください』


全くこれだから五条先輩は←

《理不尽〜。そんでね今度歌姫たちと飲み会やるんだけどどう〜?》



『歌姫先輩たちとですか?行きたいですけど…』


《オッケーじゃあ歌姫に伝えとくね〜引き続き任務よろしく〜》



え、五条先輩がすっごいまともな連絡してきたんだけど、


『先輩、ほんとに先輩ですか?大丈夫ですか?』


《いきなり何?あ、そうそうあと追加の任務》


やっぱり先輩は先輩だった。


《警察と上層部がさつるんでるみたいで小夜にご指名。警察との合同案件だ。》


『は?』


いまさら。

私が警察を辞めた理由の一つは上層部のせいだった。マイノリティな呪術界での一級術師は本当に数少ない。だから上層部が実家に圧をかけて私が戻るようにしてきたのに


《はいはい〜怒らない怒らない。この案件に関しては小夜だけじゃなくて七海とかも交互で行かせるから。




小夜、僕は小夜が戻ってきて少し良かったと思ってるんだ。警察時代の小夜は酷いものだったからね。七海たちもそう思ってるよ。おやすみ》

ピッと電話が切られる。あの人ほんとに自分勝手だな!








………警察時代の私、か。


たしかに術師に戻ってきてからは体調管理も警察のときより全然楽になっていた。学生時代のときからの積み重ねのお陰だけど


それに毎日が楽しい。



『それでも私は、、』




その先の言葉は喉の奥に飲み飲んで私はまた明日を歩くんだ。


そう決めて私は眠りについた。



8、飲み会→←6、初対面の会話



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*うい*(プロフ) - なおさん» お返事遅くなってごめんなさい!応援ありがとうございます!!頑張ります! (8月12日 20時) (レス) id: 72635fa1ef (このIDを非表示/違反報告)
なお - ゆっくりで良いのでがんばってください!!! (7月10日 4時) (レス) @page36 id: fbf85c88a2 (このIDを非表示/違反報告)
*うい*(プロフ) - かりんとうさん» コメントありがとうございます!ゆっくりですがどうぞよろしくお願いします笑 (5月21日 18時) (レス) id: 72635fa1ef (このIDを非表示/違反報告)
かりんとう - 楽しく読ませてもらってます〜続き、楽しみです! (2023年5月1日 23時) (レス) id: 2c62df7fe7 (このIDを非表示/違反報告)
*うい*(プロフ) - 真樹さん» ほんとですか!?知識不足で申し訳ない(汗)ここの世界は知らないかったものと思ってください!応援ありがとうございます! (2023年1月8日 17時) (レス) id: 72635fa1ef (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:都紀 | 作成日時:2022年3月5日 12時

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