無口な少女のシェアハウス【歌/い/手】

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そこに待っていたのは

色とりどりの装飾
大きなケーキや鮮やかな料理たち

私は一瞬戸惑って96ちゃんを見つめた

『どういうおつもりで?』

「Aの歓迎パァァァティィィだよ！」

『なんかうざい』

しょぼんとしている96ちゃん
96ちゃんは表情がコロコロ変わるからとても可愛い。永遠に見てられる

「はいはーい無駄話はそこら辺にしとけ」

「無駄話じゃないし」

そらるさんが96ちゃんの頭を掴んで言い合いしている
仲良いな、私には無理だ
反射的にそう思ってしまった

チクリとした心の痛みは見なかったふりをしてパーティを楽しもうと考えた
てかこの人たちパーティ好きね((

「Aさんもこっち来てくださいよーー！」

まふさん...?え?まふさん?
あんなにツンケンしてたまふさん？？

「ほらー早くぅ！」

「こっちきてや〜」

この人たちもう酒入ってんのかよはぇぇえええ

まふさんとセンラさんに押されて仕方なく間に入る

「飲んで飲んで〜」

『未成年です！！』

「こらAが困ってるでしょ」

ナイスうらたさん！

私とくっついてくるまふさんを引きはがす

その後何やかんや騒いでみんなはぐでんぐでんに酔ってる

「そういやAって誰推しなんや〜？？」
坂田さんがちょっと上目遣いでこちらを見ている

『かわ..しんど.....』

「おいバッチリ声に出てんぞ」

『失礼』

「でも確かにもちさんって誰推しか言ってないよね〜」

さっきまであちら側でまふさんたちを抑えていたそらるさんがよってくる

「気になる〜」

『えっと...96ちゃん...』

「聞こえなかった」
『96ちゃんだよ！！！！』

恥ずかしかったがもうやけくそだ
言ってやったよ！

「Aわし推しなんや!?初めて知った 」

酔いから覚めたらしい96ちゃんは驚いてる

そりゃ言ったことないもん恥ずかしいじゃん...

「えーチビ羨ましいわ〜」

「ちびがチビっていうな」

「」


明日は...週末か..早いなTGIFや

センラさん以外は休みかぁ..

そんなこんなで夜は更けていった

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