無口な少女のシェアハウス【歌/い/手】

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「いや、嫌う理由とかないっしょ」

重苦しい沈黙の中口を開いたのは彼方さん

『ほ..ほんと..』

「逆になんでそうなるんだか」

続いて渉さん

みんなも頷く

どうやら私の基準はみんなと違うらしい

『仲良くしてくれる..?友達になってくれる...?』

「もちろん！！」

みんなが口々に言う

私は嬉しくて近くにいた96ちゃんに抱きついた

「ああああああああマイエンジェルううぅぅううう」

96ちゃんが発狂した。気持ち悪いので離れた

96ちゃんはしょぼんとしている。耳が垂れている幻覚が見えてちょっと心が痛いよ96ちゃんそんな目で見ないでくれ

「じゃあ俺のことさかたんって呼んで！！」

『ああ、はい』

ついついOKしてしまったがこれは大変な事じゃないか?

「じゃあ俺うらたって呼んでよー」

『うらたん..?』

「うらた！！」

『うらたさんで』

「まあいいや..ちっ」

渉さん改めうらたさんは不服そうに舌打ちをしている。
すこし楽しい

「じゃあ俺そらるで〜」

『は..い..あ、でもそらるさんで』

のんびりとした口調でいうそらるさんにびっくりした。マイペースで癒される

「志麻って呼んでや！」

『はい、志麻さん』

「センラでええで〜」

『はい！センラさん』

しませんの2人の口調が新鮮で面白い

「まふ..」

『...?...はい！まふさん』

「天月！!って呼んで！！」

「つっきーでいいんじゃないの?」

『!?..天月さん』

まふさんはまだツンとしてるけど一応認めてもらえたのかな..?もしそうだったら嬉しいな

だが天月さん、君キャラ変わりすぎじゃないのか..?
心開いてるってことで...いいのかな?態度違うけどこの家の一員に認められたってことかな！嬉しい

一通り改めて自己紹介してもらいこの家に入れてもらえたんだと思い嬉しくなった
だけど少し恥ずかしいので部屋に戻ってしまった

『えーと..あ！大学のレポートあるんでした！失礼します！』

何やってるんだろう、さらに恥ずかしくなってしまった

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