無口な少女のシェアハウス【歌/い/手】

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荷解きを終えていまは96ちゃんに家を案内してもらってる

「んでんで〜こっちがお風呂で〜あっちがトイレね〜」
『96ちゃん』
「なんだいMy Angelよ」
『録音室どこ?』
「えっと..1階の廊下の突き当りら辺」
『あの広そうな部屋?』
「そこじゃ」

いくら96ちゃんが歌い手してるとはいえあの広い(仮定)部屋をまるまる録音室にするのか?いや好都合だしいいのか

「あ、そうだ！伝え忘れてたんだけど『今度はなんだ猫』扱いひどない?」

呑気に喋る96ちゃん
ふざけるな早く喋れ

「ここの住人みんな歌い手だから☆」

『はぁ?』

いま大きい声出たな...(普通ぐらいです)

なるほどそれなら録音室も納得いくしみんなどっかで聞いた声だし..うん

実は私歌い手さん大好きなんやよね(唐突な訛り)

まあ歌い手いるんだったら機材も良さそうだしひとまず実況はあげれそう

そういや今日動画上げるんだっけ
たしか18時に....今何時だ?

時計を見ると17時50分を指していた


『96ちゃん今日動画あげるのわすれてた！』

「バカめ」

あとで殴ろうそうしよう

そして私は自室のある三階へ駆け込んだ
自室に戻る途中
「今日もちさんの動画上がる日じゃん」
「おーまじか楽しみ」

とかいう会話が聞こえてきたがそれどころじゃない

急いでパソコンでyout〇beを起動させる

(まにあった....)

心の中で安堵しながらさっきの会話を思い出す

(つまり、このシェアハウスでもちを知っている人は少なくとも2人以上...)

嘘だろあんまし有名じゃないのになんでだよ！
バレたらめんどくさそうだな…

そう思いながら投稿した動画をぼんやり見つめていた

✄--------------- ｷ ﾘ ﾄ ﾘ ---------------✄
口調わかんないですすみません

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