Dainty Love 3

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聞こうにも聞けずにいると、


ヒロくんが会えるか聞いてきた。





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寛「まだしばらく東京にいるんだよね？」




『はい』




寛「一回くらい…会えない？」




『え……はい』




寛「よかった。…ベース、俺が教えるよ」







きっとヒロさんは全部知ってるんだろうなぁ



何で知ってるんですか？なんて今さら聞けない。






寛「いつが都合いい？」




『うーん……明後日、とか』




寛「明後日ね、了解。じゃあ…」







“Aちゃん家、行くね”









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最後に、勇気を振り絞って聞いてみた。





『ヒロくん、私何か変なことしませんでしたか…？』




寛「あぁ……思い出した？」




『大地に聞きました…』




寛「…何を聞いたの？」




『私が酔っぱらって…ヒロくんが家まで送ってくれたって。…すみません』




寛「あぁ……全然、大丈夫だよ。まぁ…うんw」







上手くかわされてしまった。




しかもこれ、絶対何かやらかしたやつだ！



ヒロくんの口ぶりが微妙な感じ。







…あぁ、泣きたい。









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電話を切った途端、深いため息。



決して悪い方のため息じゃないけど。





大「よかったじゃん」




『……//』




大「お前、ヒロさんに恋してるんだろ？」




『…うるさい』




大「いい年してツンデレかよw」



『まだ２０歳だし！』


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家、片付けておかなきゃ。




…今さらだけど、せめてヒロくんの写真は剥がしておこう。






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