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……
……
「…ん?」
なんだか向こうの部屋騒がしいなぁ。
時計を見ると、まだ朝の八時半。
皆が来るのは十時だったよね、
誰か来てるのかな?
昨日の夜は散々だったから、あんまり寝てなくて眠いんだけどな…
二度寝しようか迷いながら、目を閉じてうとうとしているとノックが聞こえた。
「はーいー…?」
り「おはよう、よく眠れた?」
「えっ!?待って待って、撮影十時からじゃなかった?」
り「そうだよ、でも皆もう集まってるよー」
「早っ!なんで?」
りょうくんはベットに腰掛け、私のほっぺを軽くつねった。
り「Aー。昨日のツイートはダメでしょ。」
「…あ、ごめん…」
り「まぁてつやが悪いんだけど、簡単に騙されるAもダメだよ?」
「はぁい…。」
りょうくんの叱り方って、間違いは許さん!っていう虫さんとはまた違うんだよね。
なんていうか、保育園の時の先生に似てるような。
り「じゃあ顔洗って、リビングおいで。
Aの好きなメロンパン買ってあるからね」
「本当!?今すぐ洗ってきます!」
*
*
「メロンパーーン!」
着替えてリビングへ行くと、虫さんがカメラを回していた。
え、今の声入ったんじゃ…?恥ずかし…
虫「おはようメロンパンちゃん」
「ねえやめて!!」
り「虫さん、とりあえずAに朝ごはんだけ食べさせてあげよーよ」
虫「そうだねー」
りょうくんの鶴の一声で、やっと大好きなメロンパンにありつけた。
「いただきます!!」
り「はーい、どうぞー」
…おいしいぃぃ〜
やっぱここのパン屋さんが1番好き〜♪
り「はい、ミルクティーもあるよ」
「えっ!ありがとう!」
さすがりょうくん
全てわかってる……。
りょうくんと話しながら食べていると、後ろでてっちゃんの大きな声が響いた。
て「しばゆー助けてー!!」
し「いやー、俺は知らんよ?」
カメラに入らないように、小声でりょうくんに聞いてみる。
「ねぇねぇ、これなんのサブチャン?」
り「んー。てつやを怒ってる」
「なんで!」
り「昨日のツイートのことだよ」
「なるほど…」
て「Aー!俺こんな攻められることしたー!?」
「んー!!」
てっちゃんごめんね、今すぐ助けたいけど、
これ食べるまで待ってね!!
*
*
*
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キヨ(プロフ) - Mrs.ぱんぷきんさん» ありがとうございます( ´∀`*)!次作も頑張ります☆ミ (2020年7月10日 20時) (レス) id: 900f821a64 (このIDを非表示/違反報告)
キヨ(プロフ) - ほんさん» ありがとうございます(;_;)☆ミ (2020年7月10日 20時) (レス) id: 900f821a64 (このIDを非表示/違反報告)
Mrs.ぱんぷきん(プロフ) - 完結おめでとうございました!橙さん推しなのでウハウハしまくりです!笑 意地悪橙さんとぴゅあぴゅあ夢主ちゃん、いいですね!次作はピンク入りと聞いて、既に楽しみです!!!!!!!今作の執筆、本当にお疲れ様でした!!!!! (2020年7月10日 2時) (レス) id: 534e341e06 (このIDを非表示/違反報告)
ほん(プロフ) - キヨさん» いえいえ〜!!これからもたのしみにしてます(^-^)キヨさんのペースで頑張ってください、応援してます! (2020年7月9日 23時) (レス) id: 6590fa2801 (このIDを非表示/違反報告)
キヨ(プロフ) - ほんさん» 嬉しいです!(●´ω`●)急いで直しました!教えて頂きありがとうございます(;_;)!! (2020年7月9日 23時) (レス) id: 900f821a64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:キヨ | 作成日時:2020年5月27日 17時