ページ ページ43
【備考】続き
人間の街での生活は決して楽ではなかった。悪魔の血を引くラクーナは何処へ行っても受け入れられることはなく、その素性を隠して生活せざるを得なかったが、それでも愛する青年と共にいられることが何よりの幸せだった。
だがあるとき、悪魔の血を引くことが周囲に露見してしまった。人外の存在に怒り狂う住民はラクーナを抹消しようとし、彼女を娶った男は殺された。愛する人を失い自身もまた殺されようとしていた彼女は川に身投げしようとしていたが、それを引き留める者がいた。彼こそが、現在の夫であるセオドアだ。
セオドアは悲嘆に暮れるラクーナに「自分と一緒に来ないか」と持ち掛け彼女を連れ出した。二人は世界を巡り、様々な場所を、様々な生き方を見た。
そして彼らは、セオドアの故郷エルバにて式を挙げ、アスタル教徒として生きることを誓った。
彼と二人の子供と共に、幸せに暮らしていたころのこと。
所用でイヴィル教の大聖堂へと向かったはずのセオドアが突然連絡してこなくなった。
一月経っても、半年経っても、セオドアは帰ってこなかった。彼の信ずる救い主アスタルに祈り続けたが、電話も手紙も来なかった。
彼女は子供達を連れて自ら大聖堂へと赴いた。愛する夫に会いたい、彼女の願いを大司教は聞き入れ、地下で療養させていたというセオドアを連れてきた。ラクーナは彼との再会に涙し、同時にイヴィル教徒のことを信頼するようになった。
彼女がイヴィル教徒の学園で講師を務めることになったのは、夫の仕事に興味を持ったからというのと、野党に襲われた異教徒であるはずの夫を救ってくれたことへの恩返しとが半々。
民俗学は旅先で見た人々の生活や、何故人々はよく分からない面白グッズを作るようになったのかに興味があり調べるようになったそう。
【関係】
セオドア・トラウト「セオ」
自身の二人目の夫であり、最愛のひと。結婚から十年近く経ち子どもたちも8歳になるがその愛が薄れたことは決してない。
歳が離れているせいか、何かにつけてセオドアに世話を焼いたり心配したりしている。
「今日もお仕事お疲れさま。いつもわたしたちのためにありがとう、セオ」
彼女に好意的な生徒や教授、異教の夫妻を快く思わない方などなど色々募集中。
既婚者ですので恋愛関係は一方的な横恋慕等以外は受け付けておりません。
【キャラ使用許可】
出演可です！
利用した際は何かしらの形でご連絡いただけると幸いです。本編出演の場合は特に連絡なしでも大丈夫です。
【作成者】
キューブ
続く
お気に入り登録で更新チェックしよう!
最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している
←前ページ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
キューブ(プロフ) - Melcheさん» お声かけありがとうございます！では早速、Melcheさんのボードに伺いますね！ (2021年2月11日 20時) (
レス) id: 8222095e45 (このIDを非表示/違反報告)
Melche(プロフ) - はじめまして！「大聖堂の地下階層」のアリアとシャルルの作者です！うちの子と関係組んでいただきたく訪問させていただきました！ (2021年2月11日 20時) (レス) id: 223a4eeef6 (このIDを非表示/違反報告)
キューブ(プロフ) - 緋絲さん» はい、ぜひお願いします！早速緋絲さんのボードに向かわせていただきますね！ (2021年1月25日 21時) (レス) id: ed034718e4 (このIDを非表示/違反報告)
緋絲(プロフ) - はじめまして。「大聖堂の地下階層」のラール・アルギリアの作者の緋絲です。よければ関係を結んでいただけませんか？ (2021年1月25日 21時) (レス) id: 683af7d9d1 (このIDを非表示/違反報告)
うるさいキメラ(プロフ) - キューブさん» とりあえず、ボードに来てもらえませんか？そちらでお話をしましょう！ (2020年11月12日 9時) (レス) id: bcd44cf1b6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
