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【備考】続き
その後、ラクーナと故郷エルバにて挙式し夫婦となった二人は双子の息子に恵まれ幸せな日々を過ごしていた。
あるとき、エルバの街に異国から宗教学者を名乗る者たちがやってきた。彼らはアスーチャトメにて興った宗教を調べるためこの国に来たがこの土地には詳しくないので道案内を頼みたいと依頼し、セオドアはその役目を快く受け入れた。
だが彼らは悪魔を嫌っていた。セオドアが大聖堂に連れていってやったところ、彼らは悪魔の興したイヴィル教を、その大司教を酷く罵り極刑に処せられ……セオドアもまた、投獄されることとなった。
「オレは逃げる気なんてさらさらねェよ。それがアンタらの言う『神』の示す正義だってんなら、オレはそれに従うまでだ」
彼は無罪であることは誰の目にも明らかだった。もっとも、ジゼラを盲信する者にとってはそうではなかっただろうが。それでもセオドアは自分を投獄したものの言う正義を尊重していた。
ある日、突然セオドアは釈放された。
久方ぶりに陽の光を浴びた彼の前に、泣きじゃくるラクーナの姿があった。
大司教曰く、行方知れずとなった夫を探して彼女が大聖堂を訪れたという。ラクーナには「実はセオドアは旅の途中で野盗に襲われ、命からがら逃げてきたのを大聖堂で保護されていた」と伝えてあるので話を合わせろと言われた。セオドアは真実を伝えることはしなかった。愛する妻がイヴィル教に不信感を抱くことのないように、愛しい彼女がイヴィル教の狂信者に害されることのないように。
それから数年後、エルバにて平穏な日々を過ごしていたセオドアのところに手紙が届いた。
司教からの手紙には、この度開設される学園に講師として来てほしいとあった。異教徒であるが信頼のおけるセオドアは講師として適している、異教の者が存在することは生徒たちにとっても良い刺激となるだろう、とのことだった。
どの面下げて……と言いたいセオドアだったが生来の人の良さから断りきれず……講師となることに興味もあったので学園へと赴くことになった。
現在は8歳になる双子の息子と、妻であるラクーナと共にアスーチャトメに住んでいる。
都会の暮らしも悪くないそうな。
趣味は旅行とお絵描き。旅先で見つけたものや街の様子を描いたスケッチブックをコレクションしているのだが、そろそろ収納スペースがなくなってきた。
いつか家族四人で世界一周旅行に行くのが夢。
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キューブ(プロフ) - Melcheさん» お声かけありがとうございます！では早速、Melcheさんのボードに伺いますね！ (2021年2月11日 20時) (
レス) id: 8222095e45 (このIDを非表示/違反報告)
Melche(プロフ) - はじめまして！「大聖堂の地下階層」のアリアとシャルルの作者です！うちの子と関係組んでいただきたく訪問させていただきました！ (2021年2月11日 20時) (レス) id: 223a4eeef6 (このIDを非表示/違反報告)
キューブ(プロフ) - 緋絲さん» はい、ぜひお願いします！早速緋絲さんのボードに向かわせていただきますね！ (2021年1月25日 21時) (レス) id: ed034718e4 (このIDを非表示/違反報告)
緋絲(プロフ) - はじめまして。「大聖堂の地下階層」のラール・アルギリアの作者の緋絲です。よければ関係を結んでいただけませんか？ (2021年1月25日 21時) (レス) id: 683af7d9d1 (このIDを非表示/違反報告)
うるさいキメラ(プロフ) - キューブさん» とりあえず、ボードに来てもらえませんか？そちらでお話をしましょう！ (2020年11月12日 9時) (レス) id: bcd44cf1b6 (このIDを非表示/違反報告)
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