らいむ -短編集-

佐 藤 勝 利 -女の子の日- ページ24

、





いつにも増して朝から憂鬱なのは、今日が女の子の日 2日目だから。





一番痛くなる日に限って、体育があるっていう運の無さに落胆しつつ、


今日1日をどう耐え抜くかを必死に考える。







実は私は普通の人よりかなり酷いタイプで


先月は授業中にもかかわらず泣き出してしまったくらい。






今月こそなんとか乗り切ろうと新しい薬をたくさんスクールバッグに詰めて来たけど


そんなのただの気休めにしかならなかった。






「い、た………」





道路の脇で蹲る私の横を、他校の生徒やサラリーマンが迷惑そうに素通りする。



なにこれ、拷問？





もはや効き目のない薬を、気休めでもなんでもいいから飲もうとして、


立ち上がった時、視界がぐらりと反転した。






勝「A？？ちょ、大丈夫！？」





「しょ、うり…」





痛みで視界が滲む。



最悪だ。よりによって好きな人と出くわしてしまうなんて。





勝「と、とりあえず乗って！！」




「え？」





勝「ほら、早く！」






いつになく焦ってる様子の勝利に罪悪感が湧く



否定を示すように首を振って、無理矢理立とうとしたら、まだ足がおぼつかない。






勝「いいから乗れって…！」





しゃがんだ勝利の背中に乗せられたのは、それからすぐのこと。





「ごめん、勝利……」






なんて言っていいかわからなくて、必死で絞り出した言葉は、勝利に拾われることは無かった。






額に汗を滲ませて走る勝利はかっこよくて



いつもよりドキドキが増した。







勝「無理とか、しなくていいし


俺の前では…」






信号で止まった時に、勝利が小さく呟く。






「でもそんなの、勝利に迷惑が…」






勝「俺が見たくないの！



そんな、苦しそうにしてるA…」







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中島勝利 様




ああああああああ


久々に更新した癖になんだこのクオリティの低さは…！！！


思う存分ディスってくださいぃぃ…

中 間 淳 太 -煙草-→←神 宮 寺 勇 太 -後輩-

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