森 本 慎 太 郎 -彼氏- ページ15
、
俺の彼女は美人だ。
それでいて愛嬌もある、まさに非の打ち所のない、完璧主義。
………おまけに俺と身長が1cmしか変わらない。
そのおまけが俺にとってはかなりの痛手で。
Aの隣に並ぶと、必ず弟に見られる始末。
「ねぇ、慎太郎ってば!
聞いてるの?」
慎「え…あ、ごめん」
しっかりしてよね〜なんて笑う彼女は、流石は学年のマドンナも呼ばれるほどはある。
慎「ごめんごめん、
で、何の話?」
「もう、だーかーらー!」
男「あ、あの、好きです!
付き合ってください!」
慎「よりによって告白の見張りかよ…」
その前に俺、Aの彼氏だよね?
「ごめんなさい、貴方とは付き合えない」
声のトーンを落として、やんわりと断るA。
だけど男の様子が少しおかしい。
男「あ、じゃ、じゃあ…!」
慎「じゃあ、じゃねーよ
何俺の彼女口説こうとしてんの?」
漫画でよくあるようなキザなセリフ。
一回言って見たかったんだよな、って意外にも心は平常心。
「慎太郎…」
たたたっ、とAが駆けて来て、俺の後ろに小さく縮まる。
男「えっ、と…弟?」
慎「はぁ?」
彼氏なんですけど、とAを男の目の前で抱き締めると、一瞬で顔が青ざめて去って行った。
「あの人誰?始めて見たよ」
慎「うん、俺も」
Aを抱き締めたまま、耳元で声を発すると、恥ずかしそうに身を捩った。
慎「俺やっぱ彼氏に見えてないのかな」
「うーん、どうだろ
背が低いからじゃない?」
おどけたように笑って見せるAを軽く小突いて、結構ガチな悩みなんだけど、と呟いた。
「別にどうでもいいじゃん、世間体なんてさ」
そんなこと言ったって。
慎「釣り合わない男だなんて思われたくない」
俺がそう言うと、Aが俺の前に腕を組んで仁王立ちした。
「誰がなんと言おうと、慎太郎は私の彼氏だから!」
周りの意見なんて気にしない、って俺の手を引っ張る彼女に
今日も上手く丸め込まれたみたいだ。
________________
ゆうな様
慎太郎くん率いるSixTONESのトークが個人的に凄く好きです。
ジェシーの、歌う時と喋る時のギャップがたまんない。
1129人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さな(プロフ) - リクした者です!とっても満足です!!ありがとうございました(≧∇≦)雷が鳴ったらこれ見て頑張ろうと思います!!笑 (2016年7月12日 17時) (レス) id: 205f5e3cb9 (このIDを非表示/違反報告)
さな(プロフ) - 佐藤勝利くんで、主人公の子が雷がこわい設定のお話を読みたいです!これからもがんばってください(*^^*) (2016年7月9日 11時) (レス) id: 205f5e3cb9 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - 松村北斗くんの嫉妬がみたいです! (2016年5月17日 0時) (レス) id: 14036db52a (このIDを非表示/違反報告)
ぷるーん。(プロフ) - 藤井流星くんで脱力系見たいです!ゆるゆるのふわふわでお願いします。 (2016年5月16日 17時) (レス) id: 1cb30c091c (このIDを非表示/違反報告)
じゅりりん(プロフ) - 大橋くんで喧嘩みたいです! (2016年5月16日 7時) (レス) id: 2ee0290707 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:@ゆぅり | 作成日時:2016年2月11日 17時