【刀剣乱舞】私、現世守ってます。part 3 (ページ35)

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甘く見ていた　鶴丸side ページ35

晴人「まずは怪我が酷い刀剣たちから手入れしていく。爆発による影響は建物内は少ないから、隣接している四部屋を簡易手入れ部屋とする」

主の掛け声で、意識があり致命傷を負っていない刀たちは意な識の無い刀や重傷の刀を、簡易手入れ部屋に運んで行く。

こんのすけ「私は宍戸様に伝えて来ます！」

晴人「頼む」

身体を起こし、近くで横たわっていた貞坊を背負う。

太鼓鐘「鶴さん……ありがとな……」

「あぁ、気にするな」

太鼓鐘「それにしても、A、強かったな……」

「薬の効果とはいえ、俺もAに中傷にまで追い込まれるなんて考えちゃいなかったからな……」

正直な話、Aを甘く見ていた。ブレードと言えど小柄な女子だ。体格や力では圧倒的に俺の方が上である為、力で押せると思っていた。

晴人「鶴丸、太鼓鐘はこっちに寝かせてくれ」

主に指定された布団に寝かせると、その部屋には石切丸や太郎太刀なども居た。

「君たちも怪我が酷いな」

石切丸「いやぁ、少し油断していたのが恥ずかしいよ」

ただでさえ俺たち太刀や大太刀は、軽傷であっても手入れ時間が長い。

「手入れが完治するまで時間が掛かるぞこれ……」