rainy…lonely… (ページ2)

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それから佐久間と初めての学校までの電車の乗り換えに成功し、雨は一応止んだが頭痛薬を飲んだおかげなのか痛みもだいぶ無いからこのまま行けば終礼まで無理せずに学校にいれるかも。

と考えてこんでいるのが体調が悪いと捉えたのか佐久間が心配そうに俺の顔を覗き込んできた。

『翔太、大丈夫？まだ頭痛い？』

なんと優男なのだと改めて思うと同時にこんなんじゃ新しい学校生活を楽しく過ごせないぞと自分の心に言い聞かせた。

「大丈夫大丈夫、ちょっと考え事してただけ」

と笑って返すと佐久間も満面の笑みで笑ってくれた。
俺はなんだかんだ言ってこういう時間が好きだったりする。

それから最近やったゲームのこととかを話しながら駅から学校まで歩いてるとあっという間に学校についてしまった。

『うひょー！！やっぱ高校の校舎はバカ広いですなー！』

「それな笑てか、クラスの名簿貼りだされてるから見に行こーぜ！」

佐久間とルンルンで掲示板に向かってると発覚した信じ難い事実が1つ。

そう、俺らはどっちも背が低いのである。

つまり周りが高すぎて掲示板が全く見えん！！

と二人して困っているとこにひとりのイケメンが出現した。

『掲示板見えない？もし良かったら俺が教えるよ』

優男来ました、これは絶対モテますね。

『うえ！？いいの？ありがとおーー』

「あ、ありがとう」

『二人とも名前何ー？』

『俺佐久間大介！』

「えっと、俺は渡辺翔太」

『おっけー、えっとね、、あ！！2人とも俺と同じ！1年B組！』

マジか、めっちゃ最高じゃん！

『まじでっ！？やったあ〜！君名前なんてゆーの？』

『俺は目黒蓮！2人ともよろしくね』

「よろしくっ、！」

『よろっ！！』

『ちなみになんて呼べばいい？俺は大体めめって呼ばれてるからめめって呼んで〜！』

めめって可愛いなこいつ笑

『おっけーめめね〜俺はさっくんって呼ばれてる〜』

『さっくんっ！よし、覚えた！渡辺くんは〜？』

そー言われればずっと翔太だわー。

「俺は特にあだ名みたいなのないんだよね〜」

『たしかに〜なんか翔太のあだ名聞いたことないわ笑』

『そーなんだ、でもなんかここまで来たらあだ名がいいな〜うーん何にしよ〜、、、あ！しょっぴー、しょっぴーはどう？可愛くない？』

「え、めっちゃいい！」

『じゃあしょっぴーって呼ぶね！』

『うひひ、いーじゃんっ！』

そんなことで高校の友達第1号が誕生したのでした(佐久間は中学からの大親友カウント)。