花 吐 き 病 ＿ 。【 鬼滅の刃 】

花を九つ吐く ページ11

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しのぶちゃんと別れてから私は医療や病に関しての本が保管されている部屋に向かった



一通りぺらぺらと頁を捲って見たけどこの病気について書かれているものは無かった



半ば諦め掛けていたところに、ふと目に入った古そうな書物





『 うわぁ、こんな古いものまであるんだ 』





正直もう期待はしていなかったけど、何となく私は埃の被った頁を捲り始める



殆どの頁は文字が掠れていたり破かれたりしていて読めなかった



これにも載ってないかな ...





『 .......嘘、あった 』





文字は掠れているものの、確かにそこには【 花吐き病 】と書かれていた



でも殆ど読めない


分かることはかなり昔からこの病気がある事と、両思いになることで病気がなおること



他にも何か書いてはあるが、読み解くには難しい





『 折角見つけたのにこれだけじゃなぁ ... 』






思わず溜息が零れる


これじゃあ見つけてないのと同じ



ただ、少し気になるのは一番下に書かれていること




「 もし ＿ 病 _放置 ＿＿続 ＿場合 ＿ 花＿ 、咲_＿ する 」




途切れ途切れにしか読むことができないけど、この病気を放置したら何かあるってこと ?



..... 何だか少し怖い



もう読むのはやめて、しのぶちゃんの所に戻ろう






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