奪い合い【 N.Takuya 】 (ページ4)

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放課後

拓「 A、行こうや～～」

『はーい』

拓哉と出かけるのは初めてやなぁ、

拓哉は明るい性格だから男女問わず人気者

最初は全く話さなかったし、今ではふざけ合ったりできる仲になったけど正直、拓哉とここまで仲良くなれるとは思わなかった

拓「 ...い、おーい」

『っへ？』

拓「何さっきからボーッとしてんねん」

『あっ、ごめん』

拓「いつも課題忘れた時見せてくれてありがとな。ほんまに助かってる」

『どうしたん、急に改まって』

拓「言いたくなっただけ。別にええやん」

『変なの』

拓「お礼言って何がおかしいねん。俺はいつもAに感謝してます～」

『あ、着いた』

拓「話聞けや～」

クレープ屋の前にはいろんな学校の主に女子生徒が集まっている

私たちがクレープ屋に着くなりあちらこちらから '' あの子めっちゃかっこいい '' とか '' キレイな顔してるなぁ '' とかみんな拓哉のこと見てる

拓「 A何食べる？？」

みんながあからさまに見てるのにそれに気付かない拓哉はそういうところ疎いんやな

『どうしよう... いちごも食べたいしバナナも食べたい、、』

拓「分かった。すみませーん、いちごとバナナ1つずつお願いします。」

『え、私2個も食べるの？』

拓「いや、ちょ、まって笑 2個も食べる気なん？？」

『だって私が迷ってた2つ注文するから』

拓「 Aがいちごで俺がバナナにしよーと思って。そうすればどっちも食べれるやん？」

『なんかごめん、ありがとう』

拓「俺クレープ食べれれば何でもいいから」

『クレープ好きとか女の子みたいやな』

拓「かわいいっしょ？」

『 ... 』

拓「女の子みたいとか言ってきたのAやからな！！」

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