怪物、斜め上の妙案 ページ41
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『フミくんGUのモデルやってるねんで、すぐそこに広告あるらしいしちょっと寄っていい？』
『交換ウソ日記見てきてん。…………1人で。…………えーだって興味ない言うたやん』
『オイスターバーほんまに凄かった。手で掻き出すんよ、フミくん意外と不器用で半分も取れんくて、』
2023年のはじめ、彼が自分達のたった一人の女の子とドラマで共演してからというもの、どうもその影が絶妙な距離でチラついている。
彼女の初めての役者仕事の現場で良くしてくれた先輩、
優しく誠実な好青年。凌輝に関して言うと、バレンタインでの騒動で気を遣ってくれた恩もある。嫌う要素なんて本当に少ない事は重々承知の上だから、目を見張るほど急激に距離を縮めて懐いていても止めることは出来なかった。
でもこれはあんまりだ。
懐きすぎだ。
Aよ、俺ら以外の男にこれ以上媚を売るんじゃない。
「…………帰宅したらグループLINEに報告な」
「出たぁ……！またそれやるん！」
舜斗の言いつけに思わずAの眉間に皺が寄る。昨年末からの約3ヶ月間、“心配だから”と言い訳つけて男達は彼女の帰宅連絡を半強制事項にしていた。
礼王と同じマンションに引っ越してからはそれがいつの間にか無くなって落ち着いていたのに(毎日のように舜斗か礼王が来るわけだけど)……今更なんで！
「あと文哉と2人でご飯行くのも禁止ぃ〜」
「えっ！なんでやねん！もう約束しちゃったよぉ……」
「「「 あ゙っ？ 」」」
「あ？(笑)息ぴったりやねぇ」
お揃いの低い声を出す壮大・舜斗・凌輝にケラケラと笑う。ここまでくればもうコントだ。Aの視界に入らないところで竜平が親指で静かに割り箸を折ったりしてたけど、そんな殺気には都合よく気付かない。
この空気の中でヘラヘラしている彼女の肩を凌輝がガッシリと両手で掴んだ。
「あのねぇAたん。2人でご飯なんか行って、週刊誌に撮られたらどうするの？何にもなくても世間はそうは思わないんだよ？」
「凌輝が言うと説得力が違うね」
「Jは黙れよ？」
「うーん……
ほなみんなで行こうや」
「、………………え？」
「フミくんとみんなでご飯行こう。丁度フミくんにみんなの事紹介したいと思っててん」
まるで名案！とばかりにきゅるきゅるの目で頬に手を当てている。「(エスケープしてぇ…)」静かに見守っていた真人は本心からそう思った。
2023年夏の終わり。
こうして、A以外誰も得しない食事会が開催されようとしていた。
(フミくんに私の家族紹介するねん！)
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くぼりや最推し(プロフ) - リルアワ10！楽しみにしてます！！ (4月17日 22時) (
レス) id: 90a2e6930a (このIDを非表示/違反報告)
白(プロフ) - kikiさん» こんにちは〜！ソウタは色んなことがすーぐお顔に出てしまうのに、きっと特別なメンズBESTYにいち早く気付いて、ちょっと間我慢してたけど耐えらんなくなったんだろうなぁと思います（笑） (4月7日 22時) (レス) id: 45623bbec3 (このIDを非表示/違反報告)
kiki(プロフ) - お久しぶりです！最新話のソウタの顔があまりにも簡単に想像できてしまって思わずコメント欄に来てました…🤦🏻♀️ (4月2日 22時) (レス) @page46 id: e7b97053e4 (このIDを非表示/違反報告)
白(プロフ) - くぼりや最推しさん» クレヨンの握り方もどうせ子供っぽいモンちゃんです。お絵描きのときはやたらと幼女の雰囲気。いえいえこちらこそありがとうございます。 (4月2日 21時) (レス) id: 45623bbec3 (このIDを非表示/違反報告)
くぼりや最推し(プロフ) - はううかわいい、、グッズ考えてるときの子供のようなモンちゃん大優勝でした。カプ大渋滞ウェルカムです！！！いつもコメントまで丁寧にお返事していただきありがとうございますー！！！ (3月31日 11時) (レス) id: 62f89a7c15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白 | 作成日時：2023年12月26日 18時
