太陽、日差しのゆりかご�� ページ4
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歯磨き粉をんべっと洗面台に吐き出したAは「昨日友達と飲みに行ったの」とそう言った。そっかそっか、お酒を覚えたての舜斗はどうやら今が1番外に出たがる時期らしい。
Aももう少しだね、とは言わなかった。
彼女の飲酒解禁を彼女以上に楽しみにしている面々が『どう仕込んでいくか』と最近やたらそんな話題をあげていて、礼王はちょっとうんざりしていたのだ。
だって、Aの好きにさせてあげたいじゃない。
まあ俺は彼女が生まれた年に造られたウイスキーを調達するなどしているが。特別なロックグラスも用意しているが。
「いつものベーグル買ってきた」
「んうっ♡」
うがいをしてタオルで口を押さえながら目を細めてぴょんぴょん飛び跳ねるA。なにその、……可愛い……。
リビングに来ると、日差しをたっぷり取り込む大きな窓のところに、なが〜く寝そべるコムギが目に入った。外は5℃前後と冷え込んでいるが、この子はそんな冬の冷たさなど微塵も知らないんだろうなぁと礼王は思う。
「生ハムとアボカドとチーズがあるの！」
「ベーグルにぴったりじゃない」
「ねー、挟もうっ」
「コーヒー豆も持ってきた」
「んん〜っ♡」
だからもう、その“嬉しさ限界突破しました”みたいな声はなんなの。キッチンに並んで朝食の準備をする。ベーグルをトースターで少し焼きながら挟む具材を仕込むAの横で、コーヒー豆をミルにかける礼王。
“モンさんはレオくんとのときずっとニヤけてんだよな”
いつだったか壮大に言われたことは自覚があった。何がそんなに楽しいのかニコニコゆらゆらと、まるで頭の中に流れる陽気な音楽に身を任せているような彼女を隣でよく見る。いつものように「ご機嫌だねぇ」と声をかけても「ふふっ」と笑うだけ。
「ミルク入れる？」
「んーん、ブラックで」
「あら」
「りゅうに煽られたから挑戦してる」
「無理しなくていいのに…」
「でもれおもブラックが好きなんでしょ？」
「まあ、…」
「ほな私もそうする」
鼻腔をくすぐるコーヒーと小麦粉の匂い。
太陽の光と程よい空調に満たされた清潔な部屋の中で、元気な女の子と朝食を摂る。礼王が理想の一つとしている朝の一幕は、彼と同じくらい朝に強いAのおかげでこうも簡単に形となっていた。
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くぼりや最推し(プロフ) - リルアワ10！楽しみにしてます！！ (4月17日 22時) (
レス) id: 90a2e6930a (このIDを非表示/違反報告)
白(プロフ) - kikiさん» こんにちは〜！ソウタは色んなことがすーぐお顔に出てしまうのに、きっと特別なメンズBESTYにいち早く気付いて、ちょっと間我慢してたけど耐えらんなくなったんだろうなぁと思います（笑） (4月7日 22時) (レス) id: 45623bbec3 (このIDを非表示/違反報告)
kiki(プロフ) - お久しぶりです！最新話のソウタの顔があまりにも簡単に想像できてしまって思わずコメント欄に来てました…🤦🏻♀️ (4月2日 22時) (レス) @page46 id: e7b97053e4 (このIDを非表示/違反報告)
白(プロフ) - くぼりや最推しさん» クレヨンの握り方もどうせ子供っぽいモンちゃんです。お絵描きのときはやたらと幼女の雰囲気。いえいえこちらこそありがとうございます。 (4月2日 21時) (レス) id: 45623bbec3 (このIDを非表示/違反報告)
くぼりや最推し(プロフ) - はううかわいい、、グッズ考えてるときの子供のようなモンちゃん大優勝でした。カプ大渋滞ウェルカムです！！！いつもコメントまで丁寧にお返事していただきありがとうございますー！！！ (3月31日 11時) (レス) id: 62f89a7c15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白 | 作成日時：2023年12月26日 18時
