土俵際の色男�� ページ30
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「いじわる」
「まだ何も言ってない」
「どうせアホだと思ってる」
「よく分かったね」
「っ、ねぇ！」
「言っとくけど勉強が出来るのと、アホかどうかは別問題だから」
「まだ何も言ってないっ」
「言おうとしたんじゃないの？」
「っ〜、生ハムもう全部食べるから！」
「ふっ……どうぞ」
意外と口喧嘩はあんまり得意じゃないんだよなコイツ。
舜斗とのそれはよく見ると、いつもAは感情で押し切って “やれやれ”といった感じで舜斗が折れていることが多い。惚れた弱みってやつか…俺が相手ならあんな喧嘩の決着許さないなってやり取りが幾つもある。
「んっ、美味しいよこれ！のんちゃんも食べて」
「全部食べるんじゃなかったの(笑)」
「いいから、ね、」
「ゆっくり食わせてよ」
「これ のんちゃんのね」
「はいはい。ねえそういえば髪染めるって言ってなかった？」
「そう。何色がいいかなぁ？」
「候補ないの」
「薄い紫っぽい感じか、めっちゃ明るいブロンド」
「俺Aの暗髪好きなんだよなぁ」
「飽きた」
「、まあ、気持ちはわからなくもない……」
遠回しに今のままでも良いんじゃないと伝えたつもりが、遠回しすぎて察せなかったみたい。大学に入ってすぐマーメイドアッシュ？ってちょっと明るめのやつにした後は、ソロの仕事が立て続けにあって ここ2年くらいずっと黒髪を貫いていたA。
染めたきゃやればいいけど、ブリーチ何回すんのかな。この艶々サラサラ結構羨ましいから痛めつけないで欲しいんだけど。
「……名残惜しいん？(笑)」
「まじ髪綺麗だね」
「頑張って綺麗に伸ばしたもん」
気が付けばAの髪に手を伸ばして指を通していた。こいつは俺らに触られることなんて慣れ切っているから、大して驚きもせずになんならドヤ顔を向けてくる。
サラッと遊ぶように揺らすと、男じゃ絶対に保てないような甘い清潔な香りが漂って来た。思わず言葉を飲み込んで鼻からスッと息をする。……なんかキモいな俺。やめだ、やめやめ。
「ドームに向けて変える予定ある？」
「俺？……まあ、そうだね。Aが黒髪やめんなら俺が黒にしようかな」
「逆にぃ…！……え待って 黒髪いつぶり？」
「ははっデビュー前ぶりじゃね」
「衝撃やねんけど。のんちゃんの黒髪そういえば思い出されへん」
「竜平も染める時代ですから」
「染める言うてたなぁ…結局何色にすんねやろ」
年下組3人が一緒になって、あーでもないこーでもないと悩んでいた数日前を思い出す。竜平の初めての染髪についてはまだまだ決着がついていないらしい。
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くぼりや最推し(プロフ) - リルアワ10！楽しみにしてます！！ (4月17日 22時) (
レス) id: 90a2e6930a (このIDを非表示/違反報告)
白(プロフ) - kikiさん» こんにちは〜！ソウタは色んなことがすーぐお顔に出てしまうのに、きっと特別なメンズBESTYにいち早く気付いて、ちょっと間我慢してたけど耐えらんなくなったんだろうなぁと思います（笑） (4月7日 22時) (レス) id: 45623bbec3 (このIDを非表示/違反報告)
kiki(プロフ) - お久しぶりです！最新話のソウタの顔があまりにも簡単に想像できてしまって思わずコメント欄に来てました…🤦🏻♀️ (4月2日 22時) (レス) @page46 id: e7b97053e4 (このIDを非表示/違反報告)
白(プロフ) - くぼりや最推しさん» クレヨンの握り方もどうせ子供っぽいモンちゃんです。お絵描きのときはやたらと幼女の雰囲気。いえいえこちらこそありがとうございます。 (4月2日 21時) (レス) id: 45623bbec3 (このIDを非表示/違反報告)
くぼりや最推し(プロフ) - はううかわいい、、グッズ考えてるときの子供のようなモンちゃん大優勝でした。カプ大渋滞ウェルカムです！！！いつもコメントまで丁寧にお返事していただきありがとうございますー！！！ (3月31日 11時) (レス) id: 62f89a7c15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白 | 作成日時：2023年12月26日 18時
